【大学受験】英単語帳おすすめ5選【英検1級教師が教えます】
- 「単語帳は何を使ったらいいですか?」
- 「この単語帳だけで足りますか?」
- 「この単語帳もやった方がいいですよね?」
- 「単語帳ばかり買っていたらお金が足りません」
- 「学校の単語帳でいいのでしょうか?」
この記事では、大学受験におすすめな英単語帳を5つ紹介しています。受験生になると、やたら単語帳選びにハマり始めて、どれを選んだら良いか分からなくなってしまいます。結論、どれを選んでも同じ。ボキャビルできるかどうかは、反復次第。ではありますが、私がこれまでたくさん使った中で、語彙力向上に特に効果的だった単語帳を紹介します。では、始めていきます。
①Stock 3000/ 4500
神授業、スタディサプリでおなじみの関正生先生が著者の単語帳です。
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単語レベルが3000,4500という点は、他の単語帳にも共通して見られますが、Stockシリーズが他と一線を画す点は、掲載されている単語の最新さと「記憶ブースター」です。記憶ブースターは、語源や日本語と絡めたりして、英単語を覚えやすくするコメントです。大人の私が読んでいても楽しみながら勉強できます。
また最新の英単語も収録されています。例えば、cyber bullying(ネット上のいじめ)、Starbucks(スターバックス)、TED talks(テッド トークス)などです。これらは大学入試長文でも扱われたことがあります。わざわざ単語帳にも掲載してくれています。
②東大英単語熟語
最近、全国的にもメディアを通して名前が知られるようになってきた鉄緑会が作った、通称「鉄壁」と呼ばれる単語帳です。鉄緑会とは、毎年、東大合格者を400人以上輩出している名門塾です。
正直に言います。この1冊があれば、大学受験は十分。まず、総ページ数は666。掲載単語数は約3000。量が十分であることは言うまでもありません。さらに、質にも力が入っています。
特に、イラストが掲載されている点。666頁もあるため、その文字数に圧倒されそうになるかもしれません。しかし、適切なタイミングでイラストが登場してくれるため、無理なく勉強を継続できます。
まとめると、この鉄壁をマスターすれば、大学受験はどの大学でも対応できます。注意点としては、やはり上級者向けです。量で挫折してしまう人もいるでしょう。なかなか1周が長いので、メンタルが折れる人も少なくないはずです。しかし、やり切ることができれば相当な学力アップは間違いありません。
英語力だけでなく、豆知識量も豊富になります。偏差値アップに加えて、人として賢くなることも期待する人にお勧めできる一冊です。
③DUO3.0
DUO3.0は高校生からしたらマイナーな存在かもしれませんが、大学生になったころから使い始める人が増えています。特に、英検準1級、2級合格やTOEICで730点程度までを狙う人が多く手に取っています。
DUOのストロングポイントは、
- 音源が60分丁度になっている
- 単熟語合わせると7866語学べる 点です。
最近は、どの単語帳にも音声が付いておりますね。DUOは別売りですが、その優れている点は、60分で1冊完了できちゃうということです。
これ、魅力的じゃないですか?英語学習者が陥りやい失敗として、だらだら長時間勉強したものの、力が付いた気がしない、ということです。
しかし、60分と決まっているので集中して勉強に取り組むことができます。
通勤、通学中のスキマ時間にピッタリです。
次に、単語、熟語の総掲載量が7866語という圧倒的な情報量。これだけの量をCDを使えば60分だけでチェックできて、めちゃくちゃコスパが良くないですか?
私自身も大学生の時にお世話になり、50周くらい反復しました。その結果、大学2年生の時に、英検準1級に合格し、TOEIC835点取得できました。
力のある高校生は、高校時代から手にとってもいいと思います。
④英検(準1級,2級)文で覚える単熟語
『文で覚える単熟語』シリーズは、英検用教材を数多く手がける旺文社から発行されています。
「長文を通して文脈の中で単熟語を覚える」というコンセプトのもと、英検各級向けがそろっており、テーマ別の文章とともに語彙を学べます。
大学受験を考えている高校生は準1級もしくは2級のものを買いましょう。
この本のストロングポイントは
- 多彩な分野の文章で知的好奇心が掻き立てら出る
- 長文、リスニングの実践演習をしながら、単語を習得できる
まず、分野が多彩です。「自然・環境」「医療・テクノロジー」「文化・歴史」「教育・心理」「社会・ビジネス」の5つに分かれています。
大学入試も英検も、基本的に試験問題は自分が知らない内容が出題されるため、1冊終える頃には、分野に偏りなく知識を獲得できます。
また、実践演習しながら語彙力を増やしたい人にお勧めです。単語と例文だけだと心配だというひとは、長文を読みながらが向いています。
さらにCDも付いているため、リスニング力をつけることが可能です。
英検対策を通して確実に実力アップして、大学合格を目指す人は1冊手にすることを勧めます。
⑤中・高6年分の英単語Roots
アジアNo.1教師に選ばれた嶋津幸樹先生による1冊です。知る人ぞ知るという存在であるため、所謂、受験英語のための1冊とはタイプが異なります。この本+1冊をボキャビル用に使うと効率よく学習できます。
さて、この書籍の優れている点は
- 中高6年分の英単語が網羅されている
- 語源を学び、単語が覚えやすくなる
まず中高6年分の単語が紹介されているため、共通テストレベルであればこれ1冊でも安心できます。何度も何度も読んで知識を定着させましょう。
この本の最大のストロングポイントは、語源を知ることができる点です。高校レベルの英単語は、文字数が長くなり、いかにも難しく感じられます。しかし、語源学習により、1単語の中に潜む細かい意味まで深掘りできるのです。
最近だと、語源を紹介する単語帳も増えていきいますが、このRootsは類義語がメモリーツリーのように体系化されているため、色んな単語を結びつけて覚えられます。つまり、忘れにくくなるんですね。
これ1冊持っていれば、例えば、長文読解中に知らない英単語に遭遇したとしても意味を推測して読み進めることが出来るようになります。
無意味な暗記から解放された語彙学習をしたい人は必読です。
まとめ:最初の1周は勢いよくやること

以上、大学受験におすすめの単語帳5つを紹介しました。それぞれ特徴が違うので、「これなら継続できそうだ」と直感に従って選ぶことをおすすめします。
加えて、大事なことは、反復することです。単語帳選びでなく、使い倒すことでしかボキャビルは成り立ちません。では、反復のコツは何かと言うと、最初の1周を素早く終わらせることです。1周もせずに挫折してしまう人が非常に多いです。それは時間をかけ過ぎてしまうため。1周目は、分かる単語と分からない単語を仕分けるだけでいいので、サクサク読み進めていってください。下記リンクで単語帳の使い方を解説しています。良かったらご覧になってください。
>>【英検1級合格者が教える】英単語帳の使い方