【東京医科歯科大学】英語対策&参考書ルート【持久力勝負!】

医学部対策

この記事では次のような悩みに答えていきます。

第一志望が東京医科歯科大学です。合格に向けて受験勉強に励んでいるのですが、英語の問題がとても難しいです。まず、長文が長いということ。そして、問題もかなり長くて難しい設問ばかり。どうやって勉強したらいいのか、全く分かりません。合格している人の思考法や、英語対策を知りたいです。よろしくお願いします。

東京医科歯科大学は、医学部と歯学部を有する医療系国公立大学です。受験界隈では、医学部に関しては、東京大学に次ぐ難易度であると言われています。

この記事では、英語に特化して、東京医科歯科大学の攻略法を解説していきます。また、合格点を取るための参考書ルートも提示します。英語が苦手な方、伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

筆者情報




記事の内容

  • はじめに:共通テスト・個別試験【概要】
  • 東京医科歯科大学【英語概要】
  • 問題別解説&参考書ルート【無料あり】
  • 武田塾チャンネルの解説動画あります
  • まとめ:超長文対策は、早め早めの基礎固めから!

✔︎はじめに:共通テスト・個別試験【概要】

共通テストの受験科目は、「国語・英語・数学ⅠAⅡB・社会(1科目)・理科(2科目)」です。個別試験は、「数学・理科(2科目)・英語」です。比率は、共通テ:個別=180点:360点、です。個別試験の方が重視されていますね。

また、大学が公表している合格者最高点・最低点・平均点はこちらです。(令和3年度入試)

ちなみに、大学入試共通テストの得点率は、

  • 医学部:74%〜94%
  • 歯学部:64%〜83%

上下差はありますが、上位はバケモノレベルです。

✔︎東京医科歯科大学【英語概要】

では、ここから、英語に特化した解説を始めていきます。英語の試験時間は90分。長文が1000語を超える文章1題のみです。主に、英字新聞や理系ジャーナルからの出典で、将来的に医学に携わる人材を求めていることが伝わってきます。複雑な構文をじっくり読み解くというよりも、速読して、テキパキ答えていく力が必要です。

学科によって解く問題は様々です。例年、医学部は大問3から大問6までを答えます。詳しくは、次で深掘りしていきます。

✔︎問題別解説&参考書ルート【無料あり】

大問別解説と、それぞれの問いに対処するための参考書を紹介していきます。

大問1:選択式問題(語彙のパラフレーズ)

選択式のパラフレーズ問題が約10問あります。難易度は英検2級程度です。英検2級の語彙問題で8割以上獲得できるレベルにはしておきたいところ。パラフレーズは、簡単に言えば、「言い換え」ているだけの問いですが、できるようになるには相当な語彙量がなければいけません。そういった意味でも、目安は英検2級です。

大問2:選択式問題(指示詞)

本文中のit, they, the 〜などを特定する問題が約5つあります。レベル的には入試標準です。簡単すぎず、難しすぎずです。文章自体が長めであるため、途中で集中力を切らさずにストーリーを辿っていくことで確実に正答できます。飛ばし読みをしてしまうと、落とす可能性があります。超長文ではありますが、最初から最後まで読み飛ばさない姿勢が大切です。日頃から文字に慣れ親しんでおきましょう。

大問3:TF問題

TF問題は、約25文ものTFをしなければいけないのが最大の難点です。コツとしては、頭の中に2,3文入れておいて、地道に1つずつ処理していくことです。その際に、固有名詞や数字、キーワードになりそうな語を注目しておきます。該当箇所が近いと思ったら、精読を確実に行なっていきます。TFの選択肢の英文自体の論理は分かりやすいので、地道にやっていくしかありません。選択肢は、文章の流れに沿って潰していけます。その点だけは安心できます。

大問4:英問英答

問に対して、「自分の言葉で」答える必要があります。実験結果をまとめたり、誰かの意見を要約させるような問いが多いです。つまり、1段落分を簡単な英文でまとめる作業が本質になります。本文の表現の一部を使っても問題ありませんが、基本的には、受験者の表現力が問われています。「まとめるのが上手でしょ?」ということをアピールできる英文を書き上げましょう。

大問5:英文和訳

地方国公立大レベルの英文和訳です。例年2題あります。どちらも英文解釈でいう、基礎レベルです。ここは取り所なので、満点を狙う意識で、確実に加点していきましょう。

大問6:日本語要約

ラストは約400字の日本語による要約問題です。東京医科歯科大学の文章の特徴として、ディベート型になっていることが多いです。つまり、文章を通して、あるお題への賛否両論を対決させています。解法としては、問題を先読みすることです。「賛成意見をまとめなさい」「反対意見をまとめなさい」のような、ポイントが明確にされています。それを確認し、読みながら答えの該当箇所にチェックを残しておきましょう。>>【大学受験】英語要約問題攻略【ここで差をつけよう】

英単語ルート

英単語は英検2級レベルを活用できる語彙力を身につけることです。教材は、『システム英単語』Stock4500などの定番で問題ありません。読者の方が高校1、2年生であれば、これらの単語帳をできるだけ、3年生になる前に覚えてしまいましょう。3年生になってしまっている人は、毎日コツコツやっていくしかありません。目標の目安としては、英検2級の語彙問題で8割以上獲得することです。

英文法・英文解釈ルート

英文法と英文解釈の基礎を同時にやっつけられる教材は『肘井学の読解のための英文法』です。これも高3に上がる前にこなせると、かなり有利に英語の勉強を進められます。高3に入ってからは、長文演習や過去問演習だけに集中できます。

正直、この1冊だけでも充分ですが、超長文に耐えうる持久力を鍛えるために、『ポレポレ』や『基礎英文問題精講』で地頭を鍛えることをお勧めします。超長文を読みつつ、無数のTF問題を並行するのには、かなりの体力を要する訳です。単なる英文読解力を超えたものが存在するので、頭を鍛えるために難しめの英文解釈を1冊取り組みましょう。

長文ルート

文章の抽象度に耐えるためにSolution 3』、『ポラリス3』あたりがオススメです。これらを通して、長文読解の解法をひと通り見終わった過去問演習に入りましょう。

✔︎スタディサプリで東京医科歯科大学対策【最短ルートはこれ!】

「コスパ良く予備校の授業を受けたい」人向けには、スタディサプリがあります。月額1980円ですが、全ての授業を見放題です。最初の14日間は無料体験もできます。たくさん授業があるので、「どれを受ければいいんだ?」と悩むと思います。なので、東京医科歯科大学対策授業をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

  • 英文法:高3トップレベル英語〈文法編〉
  • 英文解釈:高3トップレベル英語リーディング〈英文解釈編〉
  • 長文読解:高3トップレベル〈読解編〉
  • リスニング:高3トップ&ハイレベル英語リスニング
  • 英作文:高3トップ&ハイレベル英語〈英作文編〉
  • 志望校対策編:難関国公立大 英語対策講座

自学自習で合格する人も勿論います。しかし、プロに教えてもらった方が最短ルートを辿れるのは事実。無料体験あり、月額1980円というコスパの良さが魅力的だと感じたらスタサプを使ってみてください。>>受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。

私自身は、スタサプのTOEIC講座を受講して、念願の900点を突破できました。やはり、プロ目線を知ることができるのはスコアアップに直結します。
>>スタディサプリでTOEICテスト対策

✔︎武田塾チャンネルの解説動画あります

武田塾チャンネルでは、東京医科歯科大学の英語を解説しています。解説するのはTOEIC満点を90回以上達成しているモリテツ先生こと、森田鉄也先生です。

✔︎まとめ:超長文対策は、早め早めの基礎固めから!

東京医科歯科大学の英語をまとめると、「超長文がズドンと1題」です。その中に、学部によって指定されている問題は様々ですが、パラフレーズ、指示語、TF、英問英答、英文和訳、要約といった具合に、種類豊富な設問が用意されています。時間が90分ということで、慣れてくれば余裕は出てきますが、本番で焦らないために、ボキャビル・精読・速読を高めていくことが大切です。英語は、総得点の1/3程度なので他教科とのバランスも考えましょう。その上で、いかに超長文に立ち向かうかが重要です。