【東京外国語大学】英語対策&参考書ルート
この記事では次のような悩みに答えていきます。
私は東京外国語大学が第一志望です。英語は得意な方なのですが、東京外語大の英語はとても難しく感じてしまいます。合格する人はどんな勉強法をしているのでしょうか?また、問題の攻略法があれば教えてください。
ということで、この記事では、東京外国語大学の英語対策を解説していきます。参考書ルートも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
英語を得意とする人のだれもが一度は目指す大学であると言っても過言ではありません。国内でもトップクラスの外国語大学です。日本国内からだけでなく、海外留学生も多く、キャンパス内は国際色豊かな雰囲気があります。
その人気さゆえに、難易度が高く、英語入試もレベルが高いです。「こんな問題解けない」と諦めてしまう受験生はたくさんいるでしょう。でも、どうしても合格したいという生徒さんのために、この記事で、東京外語大の英語試験を深掘りしていきます。
筆者情報

- 英検1級合格
- TOEIC最高スコア945点
- 東京外国語大学の入試を10年以上分析
記事の内容
- 共通テスト必要スコアは?
- 大学のHPは必ずチェックしよう
- 東京外国語大学の英語テスト【概要】
- 問題別解説&おすすめ教材【無料あり】
- スタディサプリで外大英語対策
- 武田塾チャンネルで動画解説あり
- まとめ
✔︎共通テスト必要スコアは?
まず、最初の関門である共通テストで必要なスコアを確認していきます。こちらは、パスナビから引用した各学部の共通テストスコアです。どの学部も80%前後の得点率が必要です。特に、外国語の割合が高くなっているため、そこで落とすことはできません。
また、二次試験はどの学部も「外国語」と「日本史」か「世界史」の2科目です。配点は300点:100点なので、外国語の比率が75%を占めています。
✔︎大学のHPは必ずチェックしよう

東京外語大のHPには入試問題の採点基準が掲載されています。詳細に記述されているため、これを読んでいるだけで過去問を解く際の見方が変わってきます。「東京外語大 受験生」というキーワードで検索すると、採点基準のページを見つけやすいです。
✔︎東京外国語大学の英語テスト【概要】
- 時間:150分
- 大問1:長文読解(内容説明)
- 大問2:長文読解(語挿入)
- 大問3:長文読解(文挿入)
- 大問4:リスニング(選択式問題)
- 大問5:リスニング(選択式問題)
- 大問6:リスニング(自由英作文)
- *令和3年度入試はコロナ対策のため、試験時間は90分とし、一部問題は削除
東京外語大の英語は長丁場です。150分という試験時間で、長文読解・リスニング・自由英作文をこなさなければなりません。リスニング問題は、試験開始60分経過したら、20分〜30分行われます。
一般的な時間配分は下記の通りです。
- 大問1:長文読解(内容説明):40分
- 大問2:長文読解(語挿入):10分
- 大問3:長文読解(文挿入):20分
- 大問4〜6:リスニング:放送時間25分
- 英作文(要約):20分
- 英作文(意見文):25分
- 合計:140分(プラス見直し10分)
大問1は1000語前後の超長文なので、大目に時間を割きました。ここで削れた分を、リスニングの先読みに回しましょう。150分間フル稼働しないといけないタフな試験です。
✔︎大問別解説&おすすめ教材【無料あり】

では、大問別に攻略法の解説、おすすめ教材ルートを紹介していきます。
大問1:長文読解(内容説明)
約1000語の超長文です。普段から、文章に読み慣れておきましょう。語彙は標準的なレベルで、英検2級程度です。ただし、日本語と英語を対で覚えるのではなく、英単語の核イメージを学習することが大切です。一言一句頭の中で和訳していくと時間が足りなくなります。読みながら、文章がイメージできるように、単語も映像化できるように覚えていきましょう。映像化しやすい単語帳は、『Stock4500』です。スタディサプリの関正生先生が著者であり、1単語ずつに覚えやすい解説付きです。
構文についてですが、レベルは標準的です。英文解釈の基礎〜やや難しいレベルに取り組むだけで十分です。教材は、『肘井学の読解のための英文法』1冊で基礎から応用までを攻略できます。精読をもっと極めたい人は、『英文問題精講シリーズ』がおすすめです。教え子でGMARCH以上に合格している生徒のほとんどが問題精講を読んでいました。
大問2:長文読解(語挿入)
この大問は、他と比べると易しめなので、高得点を狙っていきましょう。当てはまる単語はすぐに決まりますが、語形変化(原形・進行形・過去分詞系など)を普段から意識して勉強する必要があります。
大問3:長文読解(文挿入)
文章自体はスラスラ読めますが、挿入する正しい文を選ぶのが難しいです。文法・語法・文脈の全てからアプローチしなければなりません。私が実際に解いたときは、最初に挿れた選択肢を、読み進めながら、何度も何度も訂正しました。時間の余裕はあるので、「間違えてもやり直せばいいや」くらいのリラックスした状態で臨むことをオススメします。
文挿入対策としては、東京大学、早稲田大学(文学部・文化構想学部)が同様の問題を出題しています。厳密に言えば、タイプは違う部分もありますが、いい練習にはなります。
大問4・5:リスニング(選択式問題)
大問4・5をまとめて解説します。音声が1度しか流れないので、必ず先読みをしましょう。先読みで意識することは、「数字・固有名詞・ストーリー」です。リスニングを聴き取ることは得意でも、問題を解くためには、先読みのようなテクニックを駆使しなければ得点できません。問題演習をしながら、自分の解き方を習得しましょう。
大問6:リスニング(自由英作文)
最後のリスニングは、講義を聴いて、その後、自由英作文2題(どちらも200語程度)に取り組みます。音声は2度流れます。特に、1つ目の自由英作文が、本文の要約なので、論理展開を細かくメモする必要があります。聴きながらメモをとる練習もしましょう。>>【大学受験】英語要約問題攻略【ここで差をつけよう】
リスニングの問題演習は、過去問対策が一番です。何年分も反復しましょう。
✔︎リスニングはYouTubeで海外番組で対策
リスニングの問題演習は過去問だけで大丈夫です。それと並行して、普段から海外向けの英語学習教材で耳を慣らしておくと有利になります。おすすめがYouTubeのTED EdとBusiness Insiderです。長さが5分前後のものから20分までの動画もあります。体力がつくのは勿論ですが、世の中のことを学べる教材でもあります。毎日、1つの動画を視聴し続けるだけでも、かなりのリスニング力が付きます。
✔︎スタディサプリで東京外語大英語対策
「コスパ良く予備校の授業を受けたい」人向けには、スタディサプリがあります。月額1980円ですが、全ての授業を見放題です。最初の14日間は無料体験もできます。たくさん授業があるので、「どれを受ければいいんだ?」と悩むと思います。なので、東京外語大対策授業をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- 英文法:高3トップレベル英語〈文法編〉
- 英文解釈:高3トップレベル英語リーディング〈英文解釈編〉
- 長文読解:高3トップレベル〈読解編〉
- リスニング:高3トップ&ハイレベル英語リスニング
- 英作文:高3トップ&ハイレベル英語〈英作文編〉
- 志望校対策編:難関国公立大 英語対策講座
自学自習で合格する人も勿論います。しかし、プロに教えてもらった方が最短ルートを辿れるのは事実。無料体験あり、月額1980円というコスパの良さが魅力的だと感じたらスタサプを使ってみてください。>>受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。
※私自身は、スタサプのTOEIC講座を受講して、念願の900点を突破できました。やはり、プロ目線を知ることができるのはスコアアップに直結します。
✔︎武田塾チャンネルで動画解説あり
武田塾チャンネルで東京外語大を解説しています。TOEIC満点を90回以上達成している森田先生が、問題の攻略法を説明しています。最新年度の問題解説であるため、100%普遍的な対策とはなっていませんが、今後の勉強方法に光を当ててくれる情報が満載です。
✔︎まとめ:英語特化で勉強しよう

東京外語大は英語の配点が7割です。英語の出来が合否を左右します。長文読解、リスニング、自由英作文をバランスよく勉強しましょう。インプットとアウトプットをバランスよく測定するテストなので、将来的に留学すること、外国の人とコミュニケーションをとることを想像しながら英語を学ぶ姿勢でいるとモチベーションが上がります。