【TOEIC】860点達成ロードマップ【無料あり】
この記事では、私がTOEIC860点を達成した勉強法を解説します。
初めて、860点を超えたときは、785点→835点→895点のような推移がありました。
その時に、取り組んでいたことを記事にまとめました。800点を突破したとき、そして、860点を越えたときは、一種の感動があるものです。
多くの方が「860点の壁」に一度はぶち当たります。私が取り組んだことなので、一般化はできませんが、読者の方々のこれからの英語学習の参考になれば幸いです。
✔︎記事の信頼性
私の英語学習歴・指導歴です。
- 英語は20年以上勉強しています
- 中学生と高校生を相手に10年以上英語を教えています
- 現在、英検1級取得・TOEIC945点です
✔︎記事の内容
- TOEIC860点のための勉強法5つ
では、始めていきます。
✔︎TOEIC860点のための勉強法5つ
- その①:ボキャビル【公式問題集】
- その②:設問先読みを徹底する
- その③:精読力アップ【大学受験用でOK】
- その④:英検準1級以上にチャレンジ
- その⑤:スタディサプリEnglish TOEICを利用
それでは1つずつ深掘りしていきます。
その①:ボキャビル【公式問題集】
860点以上=ほぼ9割正解しなければなりません。
ゆえに、聞こえてくる英語、読む英語のほぼ全ての英単語を知っていなければならないと感じたので、ボキャビルを毎日行いました。
ちなみに、TOEIC730点に必要な語彙数は約8000語なので、アバウトですが、860点突破するためには約10000語必要だと考えられます。
1万語といえば、英検準1級から1級レベルに該当します。
☞【英検準1級レベル】ボキャビルする5つの方法
使用した教材ですが、世間では金フレが定番だと思いますが、私の場合、メインでは公式問題集を使って、ひたすら音読を反復していました。
860点を狙う段階では、単語帳よりも、長文やリスニングのスクリプトなどの、より実践演習をしながらの方が自分には向いていると判断しました。
教材は、その時々の自分のモチベーションに大きく左右させるので、教材選びは直感で大事です。
回数の目安は特に指定しませんでした。1つのゴールとしては、固有名詞以外は暗記できるまで読み込みました。
例えば、当時の私が苦手としていたのはTOEIC用のビジネス英単語だったので、次のような単語を重点的に暗記しました。
- overnight:翌日配達の
- paycheck:給与
- paperwork:事務書類
- correspondence:書状、手紙
- forward:転送する
- greeter:案内人
- reference:推薦状
- initiative:新しい取り組み
- formulate:考案する
- best practice:成功事例
- brokerage firm:仲介業者
- a loaner car:代車
単語帳に掲載されているような汎用性の高い単語は覚えていたので、細かいTOEIC単語を重点的に暗記しました。例えば、上記の単語は、単語帳に載っていないことが多かったです。
ボキャブラリーの課題は、人によって様々なので、自分の課題分析と、それに沿った適切な教材選択が大切になります。最後は、直感に頼り、選んだ教材をやり込むことが重要です。
その②:設問先読みを徹底する

「リーディングの時間が足りない」というのが大きな悩みでした。
様々な問題集を読んだのですが、解決策として、「設問先読み」という技があることがわかりました。
設問先読みの手順をまとめると、こんな感じです。
- Q1の質問文を読み、内容をイメージする
- 本文を読み、Q1の質問に答える
- Q1に答えたら、Q2の質問文を読む
- 本文の続きから始めて、Q2の答えを探す
- 以下、同じ流れです
先読みについては、よく聞くアドバイスだとは思いますが、当時の私は聞いたことがなかったんですね。なので、先読みのアドバイスは衝撃的でした😅
実は、TOEICは、問題を順番に解いていけることがほとんどです。文挿入問題は例外ですが、内容一致問題は、設問先読みをすることで効率的に進めることができます。
先読みを自分のものにするには、実践演習を踏まなければいけません。リーディングだけでなく、リスニングでも大きくスコアを伸ばるので、ぜひ試してみてください。
☞【長文読解】論理を学べば速読できる【英検1級教師が教えます】
その③:精読力アップ【大学受験用でOK】
設問先読みをするためには、本文中の正解箇所を「ここだ!」と自信を持って判断できなければなりません。
そのため、精読力を伸ばしていきましょう。
実は、社会人向け、TOEIC向けの精読教材で、体系化されたものはあまり販売されていません。
なので、私がオススメするのが、大学受験用の基礎的な問題集に取り組むことです。大学受験用の解釈本は、網羅性が高いです。そのため、数冊やるだけでかなり力を伸ばせます。
おすすめはこちらです。
駿台予備校講師である竹岡広信先生に書かれた1冊です。精読に必要な技能を網羅していますので、これ1冊だけで問題ありません。
使い方としては、問題を解き、構文分析し、音読するという3ステップです。
精読力が伸びれば、自信を持って答えられますし、その結果、速読もできるようになります。
その④:英検準1級以上にチャレンジ

TOEICで高得点を取得している人は、TOEIC以外の勉強をしていることが多いです。
身近な例だと、英検ですね。TOEIC860点越えを狙うのであれば、英検準1級か1級が良いレベルになります。
英検の教材を推薦する理由は、知的好奇心を掻き立てる文章だからです。
学術的な文章であり、理解するのが難しいと感じますが、脳を鍛えるには最適です。知見も広がります。
一方、TOEICはビジネス英語であるために、文章に深みがそんなにないという弱点があります。
だからこそ、英検準1級以上を練習教材にして負荷を掛けることで、TOEICの文章を簡単に感じられるようになります。
その⑤:スタディサプリEnglish TOEICを利用

自学では正直伸び悩みを感じていたので、スタディサプリEnglish(スタサプ貼る)を利用していました。
TOEIC満点講師である関正生先生が授業を担当しており、満点取得者の視点を得られると考えたことが理由の1つです。
スタディサプリに取り組んだ結果、利用開始直後のTOEICテストで895点を取り、その後も900点以上になり、900点以下を取ることは無くなりました。
1ヶ月ほど利用したあとの受験でした。ちなみに、スタディサプリのメリットは2点あります。
- TOEIC講義で、狙われる表現や解き方をピンポイントで学べる
- アプリ内に模試20回分あるため、演習量には全く困らない
正直なところ、あまりアプリに頼るのは好きではありませんでした。
これまでの人生を振り返ってみると、高校受験、大学受験、就職活動はどれも自学で乗り切ることしかしてきませんでした。
そのため、英検やTOEICも自学でやってきました。しかし、自分で壁を壊すことは結構エネルギーを必要とするんですね。
そこで、「楽してスコアアップする方法ないかなー」
と考えていたところ、スタディサプリのTOEIC講座を見つけて、無料お試し期間からやってみました。
元々、カリスマ講師である関正生先生のことは知っていたのですが、実際に授業を聴いたら、「これなら英語力を伸ばせる」と実感したので、そのまま継続しました。
まとめると、伸び悩みやスランプを感じたら、潔くプロの指導を仰ぐスタイルに切り替えるのも悪くないと思いました。
私は約1年間利用して、講座全てを受講してから解約しました。数ヶ月継続して、目標スコア到達後すぐに辞めることも可能ですね。
☞スタサプTOEICテスト対策無料7日間お試し
おまけ:おすすめYouTubeチャンネル

テスト勉強以外に、楽しむためにYouTubeチャンネルを観ています。私が視聴するおすすめチャンネルは次の3つです。
- NHK WORLD JAPAN
- TED Ed
- Business Insider
題材は、日本のものから世界のものまで。非常に知的好奇心を唆られます。英語「で」勉強したい人におすすめです。
最後に:990点までの道のりは人それぞれ

ここまでTOEIC860点を突破するまでの勉強法について解説してきました。ここまで達成できた人は、次の目標は900点、もしくは990点満点になります。TOEIC860点を達成した人は、英語上級者ですから、その上を目指す際の課題はかなり細かく、また千差万別です。例えば、現在、私は945点ですが、895点から上げるときの課題は次のようなものがありました。
- TOEIC英単語のボキャビル
- リスニングで狙われやすい表現
- Part 3&4の設問3つの先読み
- 一文を正確に速読すること
- Part 7の解く順番
- 2時間という試験に対応する体力
- テスト中の修正力
テクニックからメンタルまで、かなり細かくなります。共通して当てはまるのがボキャビルだとは思いますが、メンタル面などは人それぞれだと思いますので、自分だけの克服方法を探す必要があります。
では、どうやって探すのか?それは、チャレンジを継続することです。試験に挑戦して初めて新しい課題が見つかります。また、日々の英語学習で知らない表現に出会うこともあります。そうやってコツコツ前進することでしか、990点満点を達成することはできません。焦らずに、少しずつ英語力を伸ばしていきましょう!
では、ここまでお読みいただきありがとうございました。