【立命館大学(全学部)】英語対策&合格への参考書ルート【英語は高得点勝負】

関関同立対策

この記事は、立命館大学(全学部)英語対策を解説していきます。

結論から言えば、英語は正答率80%以上狙いましょう。

「え、そんなに高いの、、、」とショックを受けるかもしれません。実は、他教科との兼ね合いもあり、英語はなるべく点数を稼ぎたい科目です。

では、どうしたら英語で80%取れるのかを解説していきます。これも結論から言えば、「論理力」「言い換え」「知識」の3つを伸ばしていきましょう。詳しくは、問題の傾向を説明しながら深掘りしていきます。

立命館大学に合格できれば、京都で素晴らしい学生生活を送れます。そんな未来を夢見て、いま頑張りましょう。

筆者情報

  • 英検1級取得英語教師
  • TOEIC最高スコア945点
  • 中高生への英語指導歴10年以上

記事の内容

  • 合格最低点は?【70%だが、、、】
  • 立命館大学英語【概要と対策】
  • 合格への参考書ルート
  • まとめ:英語は高得点勝負




✔︎合格最低点は?【70%だが、、、】

まず目標となる合格最低点は70%です。全学部入試であれば、どの学部も70%周辺です。なので、「英語も70%取れば良いのかな?」と思いがちですが、それは間違いです。

英語は80%以上目指しましょう。例年、他教科(特に国語)が難しいのが立命館の特徴です。合計点数が70%で合格なので、英語が得意な人は、80%以上目指して勉強していきましょう。

(詳しくは、こちらの立命館大学入試データをご覧ください。)

✔︎立命館大学英語【概要と対策】

立命館大学(全学部)英語の概要です。

  • 試験時間:80分
  • 大問は5つ
  • 大問1:長文読解
  • 大問2:長文読解
  • 大問3:会話文(空所補充)
  • 大問4:文法・語法
  • 大問5:語彙(空所補充・下線部言い換え)

それぞれの大問の特徴と対策を解説していきます。

大問1:長文読解

設問は、内容一致問題・TF問題・要旨を問う問題の3種類です。文章は700語レベルなので、普段から長めの文章に慣れておく必要があります。内容一致問題は、「言い換え」に注意して解きましょう。該当箇所を見つけるのは難しくありませんが、選択肢にはほぼ間違いなく言い換えが含まれています。

厄介なのは、TF問題です。何が厄介なのかと言えば、「本文の内容からだけではどちらとも判断しかねるもの」も選択しなければならないことです。

対策としては、まず、本文を正確に理解すること。TF問題にも「言い換え」が含まれているため、本文該当箇所にマークを付けながら、根拠を持って答えることをおすすめします。

あとは、「ちょっと迷うな、、、」と思ったものは、「判断しかねる」としておくといいでしょう。時間のロスが怖いので、この問題で時間を無駄にし過ぎないことが大切です。

  • 内容一致は、順番通りに解ける。問題先読みをして、本文該当箇所に到達したら、1つずつ解くべし
  • TF問題は、本文に書かれている内容と書かれていないことの判断力が求められます
  • 要旨問題、「文章の全体」なのか「文書の一部」なのかに注意して解きましょう

大問2:長文読解

設問は、語句の空所補充と代名詞・指示詞の問題です。こちらも700語レベルの文章です。

空所補充は、論理展開を理解する力が必要です。例えば、「対比」「因果関係」「抽象⇄具体例」「言い換え」などの論理マーカーを見抜きましょう。語彙力だけで突破できなくもないですが、このような論理力を駆使できた方がより確実に得点できます。(論理展開については、こちらの記事をご覧ください。)

代名詞・指示詞問題は、「言い換え」を見抜きましょう。本文の該当部分を発見することは簡単です。その該当箇所が、選択肢では言い換えられています。本文と選択肢の照らし合わせを入念にすることで、自信を持って得点できます。

  • 空所補充は、論理力で突破
  • 代名詞・指示詞問題は、本文と選択肢の「言い換え」に気付くべし

大問3:会話文

会話文は2題あり、それぞれ文挿入します。対策としては、「選択肢先読み」です。先読みをするときに、代名詞・指示詞などに注目しておくこと。さらに、選択肢がそれぞれ短めなので、できるだけ頭の中に入れておくと有利です。

ただし、気をつけなければならないこととして、「引っ掛け」がたくさんあります。一見正解に見えたとしても、似たような選択肢が他にもあります。「ん、どっちだ?」と一瞬止まってしまいますが、その姿勢が大切です。安易に正解だと決めつけると間違うことが多いです。引っ掛からないようにするためにも、事前に選択肢を確認することが大切です。

  • 選択肢先読みを必ずすること
  • 英文自体は簡単なので、バランスを取るために、引っ掛ける気満々の問題です

大問4・5:語法・文法・語彙

大問4・5はまとめて解説していきます。大問4は、短文空所補充の4択問題です。定番問題がバンバン出題されます。市販の文法問題集はどれをやってもいいでしょう。

どれを使うにせよ、ボロボロになるまで使い倒しましょう。演習量が全てです。文法問題は、満点を狙っていきましょう。

大問5が語彙問題で、空所補充と下線部言い換えの2種類あります。空所補充は英検のような問題です。英検2級レベルの問題がバンバン出ます。しかし、立命館大学合格する受験生であれば、知ってて当たり前のレベルです。

下線部言い換えも英検2級レベルです。下線部、選択肢全て英検2級レベルの語彙が使われているので、難しく感じられます。しかし、立命館合格者であれば知っててほしい知識ばかりです。語彙問題は8割以上の得点を目指しましょう。

  • 文法は満点狙う。問題演習量が全て
  • 単語は8割以上を狙う。英検2級レベルの語彙を習得すべし

✔︎合格への参考書ルート

では、立命館大学(全学部)英語で合格点を取るための参考書を紹介していきます。映像授業、英単語、英文法、英文解釈、長文読解に分けて紹介していきます。

映像授業:スタディサプリ

授業動画配信サービスを提供しているスタディサプリで立命館大学対策をすることができます。立命館大学用の授業の1つはこちらの講座です。

授業内容としては、「読み方」「解き方」の両方を知ることができます。

「読み方」であれば、因果関係・対比・抽象⇄具体の発見方法など、ほとんど学校の授業では聞いたことがない読解テクニックを学べます。

「解き方」は、「言い換え」「内容一致」などの個別の設問に応じた解法を学べます。立命館大学の過去問を使った授業は必見です。その他の授業でも、関関同立で狙われる読み方、解き方を解説しています。

14日間無料体験がありますので、ひとまず無料期間に授業をひと通り視聴するのがオススメ。電子テキストを見ながら、授業を聴けるので、問題にサッと目を通してから授業を受けるだけでも学力アップします。

「予備校の授業がどんな感じか気になる」「受験のプロの視点を知りたい」という人は、すぐに行動しよう。受験テクニックを習得するのは早ければ早いほどよい。


参照:無料14日間スタディサプリ体験はこちら

英単語:Stock4500

この単語帳1冊で、難関私立(早慶レベル)・国公立2次試験に対応できます。立命館大学もこれ1冊で十分。スタディサプリ講師である関正生先生が著者なので、自信を持ってオススメできます。

「単語帳なんてどれも同じでしょ?」と思う人もいるでしょうが、これは違います。従来の単語帳と一線を画す点は、「記憶ブースター」です。これは、単語1つ1つに覚えやすいコメントが記載されていて、単純な丸暗記をさせない工夫があります。関先生のモットーでもある「脱丸暗記」を体現した1冊です。

正直、英語教師の私が読んでも知的好奇心を刺激されるし、何より暗記することが楽しくなります。大学受験を考えても、これ一冊で単語帳は十分です。

英文法:関正生の英文法ポラリス2

英文法問題、そして、英文法の知識を完成させるにはこの1冊が最適です。スタディサプリ、神授業でお馴染みの、関正生先生が著者であり、関関同立合格に必要な知識が凝縮されています。

従来の英文法問題集は、「解説が薄い」「反復問題が全くない」という弱点がありましたが、これらを全て解消しています。解説は言うまでもなく、丸暗記させない言葉で説明されています。さらに、同じような問題が何度も出てくるので、1冊で何度も反復できる構成になっています。

本1冊でも十分ですが、プラスアルファとして、スタディサプリの関先生の授業を並行して受けると、英文法は完璧になります。(鬼に金棒です)

英文解釈:読解のための英文法

立命館大学は複雑な構文が無いので、英文解釈は基礎・標準レベルまでやっておけば大丈夫。この「読解のための英文法」で、英文解釈の基礎から難関大学対策まで対応できます。

コンテンツとしては、中学レベルの語彙を使いつつ、構文は複雑になっており、東大・京大の練習問題が使われていて、とてもいい勉強になりました。和文英訳が1問課されますが、英文解釈を通して構文知識を深めるだけで問題なしです。

著者はスタディサプリ講師の肘井先生なので、スタディサプリ受講生は、肘井先生や関先生の英文解釈講座と並行するとより英語力を伸ばせます。

長文読解:Solution 2

長文読解は「抽象度の高い文章の攻略法」、「論理展開の基礎」を学べる1冊を選びました。この本は、文章の読み方・解き方の両方にアプローチしています。

従来の長文問題集は、解き方のみが多いですが、この本は読み方まで踏み込んでいます。それゆえに、初見の文章を読んだときにも、全ての英文に共通した読み方を学んでいるため、焦らずに読解できるようになります。

立命館大学の英語では、長文読解空所補充で力を実感できるはずです。

✔︎まとめ:英語は高得点勝負

以上、立命館大学(全学部)英語の対策解説でした。まとめると次の通りです。

  • 長文読解:700語に耐えられる読解力。設問は、論理力と過去問演習で場数を踏むべし
  • 会話文:引っ掛けに注意すること
  • 文法・語法・語彙:問題演習量が全て。英検2級レベルを1つでも多く覚えよう

立命館大学の入試傾向は全く変わっていないので、どの年の問題を解いたとしても、いい練習になります。問題を解いて、解説で理解して、英文を音読することで必ず英語力は伸びます。

クセのある問題がありますが、過去問演習で解く力も伸ばしていきましょう。

本記事で紹介した教材リスト

  • 授業動画:スタディサプリ
  • 英単語:Stock4500
  • 英文法:関正生の英文法ポラリス2
  • 英文解釈:読解のための英文法
  • 長文:Solution2