リスニング力がアップする英語学習方法5つのコツ
- 英語をどうしても聞き取れない…
- リスニングの勉強法を知りたい…
このような悩みに答えます。
✔︎記事の内容
- 日本人が英語を聴き取れない理由を2つ教えます。
- リスニング力向上に効果的な勉強法を5つ紹介します。
私自身、英語のリスニングが苦手でした。リスニングが弱いことで、英検1級に3度も不合格になり、TOEICスコアも伸び悩みました。
しかし、様々な方法を試行錯誤するなかで、自分に合った勉強法を見つけ、現在では、英検1級合格、TOEIC900オーバーを達成しました。
短期間で効率的にリスニング力を向上させる方法を紹介します。
①日本人が英語を聴き取れない理由を2つ教えます

理由その1: そもそも語彙力が少ない
多くの日本人が見逃している点が「語彙力の無さ」です。
知らない言葉は聴き取れるはずはないですよね。
ですか、語彙力を強化することがリスニング力の最短の近道となります。
語彙力アップの際に気をつけてほしいことは、正しい発音を習得することです。
我流であったり、テキトーな発音では、ネイティブの発音を理解することはできません。
市販教材のCDや、アプリの音声を聴き込んで正しい発音を身につけることが最も重要です。
理由その2: 音声ルール(連結・脱落・同化・弱形)を知らない

英語特有の音声ルールを知らないことが理由の2つ目です。ここでは、それぞれ説明します。
✔︎連結
単語と単語の音が繋がること。
例: pick up 「ピカップ」give up「ギヴァップ」
✔︎脱落
自然な会話の中で発音されなくなること。
例: white shirt「ワイシャツ」I did it「アイディディッ(最後のtが発音されない)」
✔︎同化
単語と単語の音がつながって別の音に変化すること。
例: but I「バライ」
✔︎弱形
文中で弱く発音させること。
例: can「クン」that「ザッ」
これらの音声ルールを意識して聴き込むことで本当の意味で慣れていきます。
②リスニング力向上に効果的な勉強法を5つ紹介します

1️⃣ディクテーション
書き取り訓練です。聞こえてきた表現を紙やノートに書き取ります。この際に、書けなかった単語が聴き取れていない音を意味します。たくさん書けなければ、その分、たくさん伸び代があります。
2️⃣シャドーウィング
聴こえてきた音声をすぐに繰り返し言う練習です。通訳のトレーニングとしても使われます。
この際に注意することは、必ずしも大声でなくて良い、と言う点です。小声で十分です。
3️⃣音声を聴きながらスクリプトを読む
あまりにシンプルすぎる方法ですが、これが結構効きます。リスニング力向上のために、文字と音を結びつけるという方法があります。
スクリプト(文字)を見て、音声を聴けば、自ずと脳内でその作業が進みます。
4️⃣ネイティブのモノマネ音読
モノマネ音読と表現しましたが、連結・脱落・同化・弱形を意識して読むことです。
「読めない単語は聞けない」というスタンスで勉強しましょう。
ネイティブの真似をすることで、徐々にネイティブ並みの発音力とリスニング力が身につきます。
5️⃣速読
なるべくスピードを意識して音読することです。
簡単なやり方では、音声CDよりも速く読むことです。これによりスピードへの苦手意識を取り除くこともできます。
まとめ: 日本人でもネイティブ英語を聴き取れる

私はこう信じて自分でも勉強していますし、生徒たちにも指導しています。実際、純ジャパであってもネイティブ並みのリスニング力・スピーキング力を備えている人が沢山います。
その人たちと何が違うのか?
それは知識量と努力量です。
知識に関して、表現力と音声ルールを紹介しました。音声ルールを知っているだけでかなり聴こえるようになります。努力に関しては自分に合った方法を継続しましょう。正解は1つではありません。とにかく継続して、表現力の幅を広げることで、いつのまにか海外ドラマ、洋画、洋楽を聴くこともできます。
1番大切なことは、楽しみながら勉強を進めていくことです。