【共通テスト:英語】高得点とるための参考書ロードマップ
次のような悩みに答えます。
共通テストの英語で高得点をとれるようになりたい。共通テストは高校卒業レベルだから、基礎的な内容から出題されるのは分かるけど、どの問題集をやればいいのか知りたい。あまりお金をかけずにコスパよく勉強したいから、最低限の教材費で収めたい。これだけやればいい、という教材を教えてほしい。
共通テストが2021年度入試から始まりました。従来のセンター試験から大きく変わるので、上記のような不安は大きいでしょう。
この記事を読むことで、共通テストの英語で高得点を獲得するための、必要最低限の教材を知ることができます。
教材費に膨大なお金をかけずに、選んだ教材を深く何度もやって力をつけていきましょう。
✔︎筆者情報

- 学習歴20年以上
- 指導歴10年以上
- 英検1級・TOEIC945点取得
- 毎年、センター試験・各大学の2次試験の問題を解きまくっています
✔︎記事の内容
- 単語帳:『システム英単語』『Stock 4500』
- 英文法:『高校の英文法が1冊でしっかり分かる本』『高校英文法をひとつひとつわかりやすく。』
- 英文解釈:『入門英文問題精講』『高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本』
- 長文読解:『共通テスト問題研究英語』
- アプリ:『スタディサプリ大学受験講座』
それでは1つずつ解説していきます。
✔︎単語帳:『システム英単語』『Stock 4500』
共通テストの語彙レベルは高校卒業程度であるため、英検2級レベルまでをカバーしておけば問題ありません。
それゆえ、英単語帳のおすすめ1冊目は、『システム英単語』(以下、シス単)です。
シス単は、多くの受験生が使用している定番中の定番だと思います。人気の秘密は、単語の網羅性です。基礎から難関大学合格に必要なレベルまで収録しています。
それゆえ、この1冊を完璧にすれば、早慶レベルにも合格できます。(事実、過去の教え子で、シス単だけで早慶合格しました。)
おすすめ単語帳2冊目は、『Stock4500』です。スタディサプリのカリスマ講師の関正生先生が著者です。
この本の特徴は2つあります。まず、4500単語レベルなので、シス単と同じく、この1冊で大学受験レベルはどの大学も対応できます。
2つ目は、暗記を助けてくれるコメントが記載されていることです。「暗記ブースター」と呼ばれています。
これにより、単語学習が、丸暗記ではなく、生き生きしたものに変わります。豆知識を増やしたい人は、Stockが向いています。
✔︎英文法:『高校の英文法が1冊でしっかり分かる本』『高校英文法をひとつひとつわかりやすく。』
共通テストでは、重箱の隅をつくような文法問題は出題されません。
しかし、高校英語である「仮定法」「分詞構文」「完了の助動詞」などは、長文読解の設問に絡んできます。
それゆえ、読解のための英文法がこれまで以上に重視されるようになりました。
共通テスト対策の英文法書籍のおすすめはこちらの2冊です。
両方に共通する特徴としては、
- 1つの文法を深掘りしている
- 丸暗記させない
- とても分かりやすい
- 作りがシンプル
という点です。無駄な努力をさせずに、短時間で、効果的に英文法を習得できます。
英文法に関しては、高校年代で、英文法を全て理解している人はほとんどいません。
共通テストで8、9割得点している人でも、英文法はよく分からないけど、単語力でカバーしている人がいるのも事実です。
確かに、単語をたくさん知っているだけで9割近く得点できます。しかし、それだと模試によって得点が乱高下してしまうという欠点があります。
安定して高得点を獲得するためには、いま紹介した2冊(どちらか1冊だけでもよい)で、文法を短時間で効率よく学びましょう。
✔︎英文解釈:『入門英文問題精講』『高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本』
共通テストに求められる英文解釈も基礎的なレベルです。
ただし、英文解釈はやっていない人がほとんどなので、英文解釈に取り組んでいるだけで差をつけることができます。
ここでは、「これだけやっておけば、共通テストだけでなく、難関大学レベルにも対応できる」2冊を紹介します。
まず、『入門英文問題精講』はドラゴン桜の英語モデルになった竹岡先生の著作です。
入試に必要な英文解釈項目が網羅されており、演習量も十分です。
また、基礎的な英文法を動画で学べます。英文法と解釈を並行して学ぶことができます。
続いて、『高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本』はスタディサプリの肘井先生の著作です。
こちらの本も英文法と英文解釈を並行できます。肘井先生は、授業も本も「わかりやすさ」が特徴です。
本書を通して、ステップアップするのを実感しながら、確実に英語力を伸ばすことができます。
✔︎長文読解:『共通テスト問題研究英語』
共通テストの問題集はあまり多く出版されていませんが、数少ない中でおすすめが、こちらの「過去問研究シリーズ」です。
センター試験、共通テスト試行調査問題が収録されています。さらに、リスニングの音声DLが付属しており、スキマ学習を可能にしています。
共通テストの長文読解を解く秘訣は、【情報処理能力】【基礎的な英文を理解する力】【パラフレーズ(言い換え)を見抜く力】です。
本を読むような読解力というよりかは、TOEICで求められるスキャニングをすることで得点できます。そのため、長文問題集よりは、共通テスト用の問題集に取り組んだ方が、共通テスト対策には最適です。
✔︎アプリ:『スタディサプリ大学受験講座』
自学では心配な人には『スタディサプリ』があります。講座は肘井先生が担当しています。
問題の解説だけでなく、共通テストを解くための思考法を習得できます。
ちなみに、こちらが授業内容の画像です。

料金は、月額1980円(14日間無料あり)です。共通テスト直前数ヶ月だけ利用という使い方もありですね。
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✔︎まとめ:共通テスト対策で、基礎的な英語力と解く力を伸ばせる

この記事の内容は以上で終わりです。
まだ新しいテストである共通テストは、対策法が確立されていません。
しかし、長年英語を教えてきた立場からすると、【基礎的な英語力】と【基礎的な解く力】、この2つの力があれば、間違いなく高得点を狙えます。
世間には様々なテストがありますが、本質的な能力は普遍的です。
この記事で紹介した参考書は、英語力を確実に伸ばしてくれます。
共通テストに限らず、TOEICや英検でも、紹介した教材は大活躍してくれると確信しています。焦らずコツコツ積み上げていきましょう!