【神戸大学】英語対策&参考書ルート【速読・要約力・自由英作文が鍵】
次のような悩みに答えます。
神戸大学が第一志望です。神戸大学は、英語がかなり難しいので、対策があれば教えてほしいです。特に、過去問をやるといつも時間制限が厳しくなります。また、「この参考書をやっておけば合格できる」というおすすめ教材があれば教えてください。神戸大学レベルの英語力を知りたいです。大阪大学、京都大学はレベルが高すぎますが、神戸大学には合格したいです。
関西地方を中心に人気のある神戸大学。毎年多くの受験者が集まり、共通テストの合格者得点率も高くなっています。こちらがパスナビからの引用です。
神戸大学に向けた勉強として、共通テストの勉強もしつつ、2次試験対策も並行しなければならないのが難しいところ。
共通テストで読解の基礎力を身につけて、2次試験対策では、「記述力・英作文力」を高めるのが理想的な流れです。
それでは、この記事では、神戸大学の英語対策に特化して解説していきます。
筆者情報

- 英検1級取得
- TOEIC最高スコア945点
- 10年以上の英語指導歴
- 神戸大学の英語は10年分以上解きました
記事の内容
- 英語試験の概要
- 問題別対策&おすすめ教材
✔︎英語試験の概要
まず、試験概要は次の通りです。
- 試験時間:80分
- 第1問:長文読解
- 第2問:長文読解
- 第3問:会話文
- 第4問:自由英作文
500語前後の長文と会話文が3題続きます。そして、最後に50語前後の自由英作文が2題というのが例年の傾向です。
(2020年度入試は難化しました。大問は長文読解2つ、会話文1つ。自由英作文が長文と会話文の設問の一部になっていました。2021年度入試は例年通りに戻りました。)
問題は種類が豊富であり、テキパキと情報処理していく速読力が求められます。オーソドックスな総合問題と言えます。
神戸大学英語で厄介なのが、時間が短いということです。試験時間は80分しかありません。ゆえに、大問1題に20分しか掛けられません。しかも、時間がないのに記述問題が多いです。
ただ、英文や設問のレベルは地方国公立大学と同等です。目安としては、英検2級を余裕を持って合格できるレベルに達することです。このレベルならば、神戸大英語もスラスラ解けます。
では、次に、問題別の対策やおすすめ教材を紹介していきます。
<<英語速読のコツ&勉強法【英検1級教員が解説する】
✔︎問題別対策&おすすめ教材
英文和訳
長文読解と会話文に少なくとも1問ずつ出題されています。難易度は地方国公立大学レベルです。英文解釈の基礎〜標準レベルまでを取り組みましょう。
おすすめは『読解のための英文法が面白いほどわかる本』『ポレポレ』です。また、スタディサプリの関正生先生による「高3スタンダードレベル英語 リーディング〈英文解釈編〉」を修了すれば、英文解釈の基礎を完成させることができます。
<<関正生先生の授業はこちら:受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。
下線部内容説明
20字〜60字程度の日本語で下線部を説明する問題です。長文1題で2,3問課されることもあります。
字数制限が厳しいので、日本語の要約力が求められます。難しい事柄を易しく言い換える習慣をつけましょう。
空所補充問題
文脈から判断して、適切な一文や会話表現を挿入する問題です。選択肢の英単語は単純ですが、文脈を理解できていないと解くことができません。
また、年によっては、予備校でも回答が分かれる問題になることもあります。入試当日の、難易度判断も鍵になってきます。
パラフレーズ
単語の言い換える問題です。レベルは英検2級〜準1級です。長文読解を攻略するには英検2級レベルで足りますが、パラフレーズ問題の部分だけ単語の難易度が上がってしまいます。
準1級の単語帳を読んでおく、語源の知識を身につける、早慶レベルの問題に取り組むなどが対策になります。
内容一致問題
長文読解と会話文の最後に内容一致選択問題があります。選択肢が6つ程度あり、正しい文を2つ選ぶことが例年の傾向です。
難しい引っ掛けはありません。本文を正確に理解していれば解くことができます。
自由英作文
試験を通して自由英作文が2題ほどあります。長さは2題とも50語前後の文章を書きます。
50語程度の文章構成は、【自分の意見・理由・具体例・簡単なまとめ】を書くだけで必要な単語量に到達します。
特別な自由英作文対策は必要ないです。心配であれば、『英作文ハイパートレーニング自由英作文編』や英検2級で型を練習すると対策になります。
<<自由英作文対策ロードマップ【勉強法やコツを解説します】
✔︎おすすめYouTube動画
基礎英文法が心配な人は、YouTubeの無料授業で学習できます。おすすめは「ただよび」です。英文法、英文解釈、長文読解など、講義の種類は豊富です。
また、有料(月額1980円)ですが、スタディサプリで神戸大学レベルに特化した授業があります。肘井学先生の「国公立大 英語対策講座」で長文読解、英作文で合格に必要な英語力を習得できます。
<<肘井学先生の授業はこちら:14日間無料お試しあります
✔︎まとめ:スピード最重要!早慶の過去問で速読に慣れよう
神戸大学の英語攻略の鍵は次のとおり。
- 速読
- 要約力
- 自由英作文
問題はオーソドックスですが、速さが求められることご最大の特徴です。そこで、スピード対策には、早稲田・慶應の問題が最適です。
「早慶なんてやったら心折れそう…」と心配するかもしれません。しかし、早慶レベルにチャレンジすることで、抽象度の高い文章を速読する訓練になります。
あと、基本的に、早慶レベルはみんな心折られます。そうすると、神戸大学の英語が簡単に思えてくるんです。
また、早慶レベルは語彙が難しいので、ボキャビルも自然とできます。速読とボキャビルの一石二鳥で対策ができます。
過去問はこちらのサイトを無料登録すると、何年分も問題を見ることができます。
まとめると、英語の基礎力を高めつつ、試験直前期は、様々な大学の過去問に取り組むことをお勧めします。