【国際基督教大学】英語対策&合格への参考書ルート【リスニング中心に学習すべし】

中堅〜難関私立大対策

次のような悩みに答えます。

国際基督教大学を受験予定です。しかし、入試科目などが特殊過ぎて、よく分からないことがたくさんあります。また、英語が難し過ぎて、手も足も出ません。対策やオススメ教材があれば教えて欲しいです😭

ということで、この記事では、国際基督教大学の二次試験対策を解説していきます。特に、英語対策を深掘りしていきます。ICU受験を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

まず概要ですが、このような受験科目になっています。これまた特殊です、、、

  • 総合教養(80点)
  • 人文・社会科学または自然科学(80点)
  • 英語(90点)

ちなみに、合格最低点の目安は得点率60%です。得点率は他大学並みですね。

教養学部という名の如く、入試科目が敢えて国語・数学などの言葉は用いられていません。

「総合教養」「人文・社会科学」「自然科学」は馴染みがないと思いますが、対策としては、過去問演習をとにかく反復することが大切です。

なので、英語に関しては、この記事で徹底的に深掘りしていきます。試験が難しいので、やるべきことも相当なものになりますが、間違いなく力が付くステップを説明していきます。本気で合格したい人は、ぜひ参考にしてください。

では、始めていきます。

筆者情報

  • 英検1級英語教師
  • TOEIC900オーバー英語教師
  • 英語指導歴10年以上
  • ひまがあれば過去問解いています




記事の内容

  • 国際基督教大学の英語【傾向と対策】
  • 合格への参考書ルート【4選】
  • 文字学習よりも音声学習の方がハードルが低い【スタディサプリEnglishがオススメ】
  • まとめ:リスニングを伸ばすことで速読が強化されます

✔︎国際基督教大学の英語【傾向と対策】

では、国際基督教大学の二次試験、英語の概要から確認していきましょう。

  • リスニングPART III(合計約30分)
  • リーディングPART Ⅰ(合計60分)

試験問題はリスニングとリーディングの2種類です。リスニングはPart Ⅰの3種類の問題があります。リーディングはPARTⅠの2種類です。

それぞれどのような問題になっているのか確認していきます。試験問題は国際基督教大学入試過去問題ライブラリーよりの引用です。

リスニングPart I


短めの会話文を聞いて問いに答える問題です。全部で10問あります。(質問の一部と、会話文を掲載しました。)

実際に解いてみた所感ですが、「音声が速い。そして、問題の間隔が短い」ということです。

音声は日常会話と同じような流暢な会話となっています。また、4択の選択肢をゆっくり読んでいると次の問題が始まってしまいます。選択肢の速読が重要になります。

リスニングPart Ⅱ


やや長めの文章を聞いて、2問もしくは3問を解きます。
Part IIも会話形式です。

Part Ⅰよりは音声がゆっくりな印象があります。問題が複数あるため、メモを取りながら聴く練習をしましょう。

リスニングPart Ⅲ


講義を聞いて、それぞれ5問答えます。講義は3題あります。

3つの講義全て5分を超える長さなので、集中力も求められる問題となっています。

音声も1度しか流れません。

しかし、音声は速くはないので、長さへの慣れ・メモ取り練習などをしましょう。過去問反復が一番の対策です。

また、5分以上のリスニングであればYouTubeにたくさん動画があります。私のオススメは、TED-Ed, BBC Learning Englishです。これらのチャンネルのほとんどの動画が5分前後となっており、国際基督教大学対策には打ってつけです。

以上、リスニング対策でした。リスニングを伸ばすためには、やはり、聴く量を増やしましょう。

具体的には、1日30分を毎日。試験時間が30分ありますので、最低でも30分は聴かないと伸びません。

続けるコツは、決まった時間を設定することです。例えば、夜7時からの30分とか。ルーティンを作らないと継続が難しくなるので、「この時間は英語タイム!」という自分ルールを作ることをお勧めします。

では、リーディングの解説に進みます。

リーディングPart Ⅰ

500〜700語レベルの文章が3題出題されます。設問は順番に解くことができるので、文章を行ったり来たりするストレスは全くありません。

しかし、選択肢の言い換えの難易度が高いです。難しい語彙、表現でパラフレーズされているので、深く読解できていなければなりません。

さらに、時間制約が厳しい。リーディングは60分しかありません。ゆえに、多く見積もってもPart I だけで50分以内に解き終えたいところ。このレベルに到達するためには、英文解釈・長文読解を伸ばさなければなりません。あとは、過去問演習をたくさんやること。

Part Ⅰを速読できるかがリーディングの出来を左右しますね。

リーディングPart II

長文読解中の空所補充です。文法・語法・文脈からアプローチする問題です。

Part Ⅱは10分以内に解き終えるのが目標です。Part Ⅰと比較するとサクサク解けます。

得点も満点を狙う勢いで勉強しましょう。満点も不可能ではありません。

以上、リーディング対策でした。英文解釈・長文読解を伸ばすことが第一。その後、過去問演習で実践に慣れること。

リーディングはただ読むだけでは眠くなるので、復習で最低10回は音読をしましょう。英語脳を作る、返り読み防止、速読強化などが期待できます。

「語学は音声ありき」なので、必ず音読10回しましょう。

✔︎ 合格への参考書ルート【4選】

では、国際教養大学の英語で合格点を取るための参考書を紹介していきます。映像授業、英単語、英文解釈、英語長文に分けて紹介していきます。

映像授業:スタディサプリ【無料あり】

授業動画配信サービスを提供しているスタディサプリが一番オススメです。スタディサプリさえあれば、自分の学力向上で失敗しません。

>>その他、学力別のオススメ授業はこちら:【スタディサプリ】自分に最適な英語授業の選び方

スタディサプリは、「学校だと予備校ほどのテクニックを教えてくれない」「予備校は値段が高いし、いちいち通うのも面倒臭い」という人にオススメのサービスです。まず、講師陣は予備校からヘッドハンティングされた人達ばかりなので、クオリティは予備校並みです。

また、月額1980円(税別)で全ての授業が見放題です。大手予備校は年間数十万円も掛かるので、予備校と比較すると非常に格安なサービスです。

また、スタディサプリはスマホがあれば勉強できるので、学校終わりに予備校にわざわざ向かわなければならないというストレスが一切ありません。

14日間無料体験がありますので、ひとまず無料期間に授業をひと通り視聴するのがオススメ。

「予備校の授業がどんな感じか気になる」「受験のプロの視点を知りたい」という人は、すぐに行動してみてください。
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英単語:Stock4500

この単語帳1冊で、どんな大学の英文に対応できます。スタディサプリ講師である関正生先生が著者です。

「単語帳なんてどれも同じでしょ?」と思う人もいるでしょうが、これは違います。従来の単語帳と一線を画す点は、「記憶ブースター」です。これは、単語1つ1つに覚えやすいコメントが記載されていて、単純な丸暗記をさせない工夫があります。関先生のモットーでもある「脱丸暗記」を体現した1冊です。

正直、英語教師の私が読んでも知的好奇心を刺激されるし、何より暗記することが楽しくなります。大学受験を考えても、これ一冊で単語帳は十分です。

英文解釈:読解のための英文法

この本1冊で、英文解釈の基礎〜標準までは網羅できます。英文解釈は、速読の土台となる力です。英文解釈をやり込めば精読力が向上します。その結果、速読が可能になるのです。

また、これを終えた後に、長文読解や過去問演習に進むことで、確実に読解力を伸ばせます。正直、この一冊を完璧にしてもらえれば英文解釈は問題なしです。一冊を潰したあとは、過去問演習を始めて、実践演習に励んでください。

長文読解:the rules 3,4

スタディサプリの関正生先生の新しい長文問題集です。

従来の長文問題集は、解いて丸つけして終了でしたが、この本では、「構文」「読み方」「解き方」を体系化しています。全部で84個のルールがありますが、長文のルールを言語化した数少ない問題集です。(84つも書いてある問題集は他に無いですね)

ルールを知っていれば、初見の文章を読んだときにも、全ての英文に共通した読み方を学んでいるため、焦らずに読解できるようになります。

「英文解釈やったけど、うまく長文読めない、、、」「答えは合っているけど、しっくりこないなぁ、、、」と悩んでいる人が、自信を持てるようになる1冊です。

✔︎文字学習よりも音声学習の方がハードルが低い【スタディサプリEnglishがオススメ】


ここまで大学受験向けの教材を紹介してきましたが、実践的な英語力を高めるには、スタディサプリEnglishがオススメです。

内容は、レベル1〜7まで英語力別に分かれており(英検5級〜準1級レベル)、それぞれのレベルに200を超えるレッスンが用意されています。ストーリー仕立てであり、学習を進めるのが楽しくなる作りとなっています。

さらに、「受験勉強やろうと思っても、いざ教材を読むと眠くなる、、、」という人いませんか?このような悩みをスタディサプリEnglishが解決してくれます。

実は、「文字」はハードルが高いんです。文字よりも「音声」から導入した方が、言語に関しては習得がスムーズです。スタディサプリEnglishは「リスニングリーディング」の手順で学習が進むので、ストレスを減らしながら努力を継続できます。

共通テスト、英検、TOEICでもリスニングが重視されているので、リスニングとリーディングの両方に効果があるスタディサプリで勉強してみてください。
>>スタディサプリENGLISH 新日常英会話セットプランはこちらから!

✔︎まとめ:リスニングを伸ばすことで速読が強化されます

以上、国際基督教大学の二次試験、英語対策を解説してきました。

最後になりますが、リスニング中心に語学を学ぶことで、リーディングも向上します。実は、「読み」はハードルが高いんです。読書中に眠くなること、長文演習中に気絶してしまうことありますよね。そう、読む作業はとても疲れるんです。

一方で、リスニングはハードルがとても低い。待っているだけで情報が耳に入ってくるし、リーディングよりも語彙レベルが低いので理解がしやすい。

国際基督教大学の問題はリスニングが課されているので、「やだなぁ」と一瞬考えがちですが、実は、語学力を効率的に伸ばすチャンスなんです。リスニングを中心に、復習で音読したり、シャドウイングしたりすれば、リーディングも伸ばすことができます。

国際基督教大学は入学後の授業レベルも高いので、受験期にメキメキ英語力を向上させていきましょう。

このサイトで紹介した参考書リスト

  • 授業動画:スタディサプリ*無料あり
  • 英単語:Stock4500*脱丸暗記
  • 英文解釈:読解のための英文法*解釈はこれ1冊で充分
  • 長文読解:the rules *再現性のある解き方、読み方をわかります

✔︎大学入学後:英検準1級以上、TOEICにチャレンジ

無事、大学受験に合格した暁には、英検準1級以上、TOEICにも挑戦していきましょう。大学生活は長く、自由時間がたくさんあります。伸ばした英語力を停滞させるのは勿体ないことなので、大学生活中にも、英語力を維持・向上していきましょう。

>>TOEIC初心者はこちら:【TOEIC】730点突破するための勉強法【無料あり】

>>英検準1級対策はこちら:【英検準1級】語彙対策ロードマップ

語学学習のモチベーション向上のためには、海外旅行・海外留学もオススメです。近年は、バイト1ヶ月分の給料でも、1週間程度の海外留学・旅行が可能です。こちらが格安サイトなので、ご利用ください。
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