英語リーディング伸び悩み?【解決策5つ教えます】

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  • TOEIC、入試、英検の長文でスコアを伸ばしたい
  • 長文で伸び悩んでいる気がする
  • 前よりも長文が読めなくなった気がする

このような悩みに答えます。

✔︎記事の信頼性

以下、私の英語学習歴です👨‍🎓

  • 英検1級合格、TOEIC945点取得
  • ここまで見ると英語学習上級者の仲間入りで順調に見えますが、そうではありません。学校の同級生には常に自分より英語ができるやつがいました。
  • 英検1級も3回不合格、TOEICは500点台スタート。決して順調ではなく、壁をいくつも乗り越えてきました。そんな私だからこそ、伸び悩みを解決できると確信しています。

記事の内容

  • 英語リーディングの伸び悩みを解決する方法5つ紹介します

入試や試験に向けてリーディングでスコアを上げたいと思ってはいても、急にスコアが伸び悩むことがあります。私も英検1級やTOEICのスコアがパタっと止まってしまった経験があります。

読者の中には、「せっかくやる気が出てきたのに、自分には英語は向いていないのかなぁ…」「やっぱり自分にはできないのかなあ…」こんな風に自己嫌悪に陥って、せっかく始めた英語学習をやめてしまった人も多いのではないでしょうか?

私もその1人です。これまで何度も挫折して、何回も諦めて、その度また始めてを繰り返してきました。現在に至るまでの、その壁の乗り越え方には明確な方法があります。英語学習に取り組んでいる読者の方の励みになるような記事を書きました。読み終わったときには、ちょっとだけメンタルが強くなっていると思います。最後までお読みいただけたら幸いです。

英語リーディングの伸び悩みを解決する方法5つ紹介します

その1: 知識の弱点を克服する

英語学習者のほとんどが躓くポイントが、知識不足です。「英語って、単語が無限にあるし、文法もたくさんあって終わりはあるのだろうか…」と先が見えなくなってしまう時がありますよね。まず、ここを解決しましょう。

単語に関しては、無限にあります。これは初心者から上級者まで、そしてネイティブスピーカーにも当てはまります。なぜかと言えば、日々新しい言葉が誕生するからです。そのため、毎日新聞を読んだり、本を読んだらする努力が必要です。しかし、一応、ゴールは欲しいですよね。日本の単語帳は優秀なので、単語帳毎に目標語彙数が決まっています。それを参考にするならば、単語のゴールは10000〜12000語です。多くの単語帳の最上位がこのレベルになっています。単語はここまで覚えれば、英検1級にも合格できます。

次に、英文法です。英文法は高校の時に学校からもらった分厚い文法書がありますよね。実は、あれでほぼ全てです。英文法に関しては、高校英語で全て終わります。なので、「英文法を完璧にしたい」と考えている人は、高校英語を復習しましょう。

ここで、英語の基礎とも言える文法用語の一部を確認します。英語の勉強が進んだとしても知識が不足していることがよくあるからです。次の用語を全て説明できれば、おそらく英文法は相当高いレベルを持っています。では、見ていきましょう。

・品詞(前置詞と接続詞の違い)

・動詞(動作動詞と状態動詞の違い)

・時制(過去形と現在完了の違い)

・文頭の否定表現+倒置

・仮定法(ifの省略+倒置)

これらは難関大学を目指す受験生でも分からないときがある文法項目の一部です。どうでしょうか?割と定番な項目をピックアップしたつもりではいます。知らない項目があれば、まずはそこから復習してみてください。

まずは文法書を手に取り、細かい知識を潰していくことから始めましょう。上級者でも、改めて英文法を学習すると、目から鱗の事実に気がつくことがあります。

【大学受験】英文法が大事な理由【英文法参考書5選】

その2: 英文解釈(精読)に力を入れる

長文の伸び悩みの原因の90%が英文解釈の甘さにあります。そもそも英文解釈という言葉はご存知でしょうか?「え?初めて聞いた…」という人もいるかもしれません。安心してください。私も社会人になり英語を教えたときに初めて聞きました。英文解釈とは、言い換えると、精読です。つまり、1文1文を正確に速く理解することができる読解力のことを指します。

英文解釈の勉強方法を少しだけ解説します。次のような流れで勉強をすすめると英文解釈が完成します。

  1. 英単語・英文法をできるだけ覚える
  2. 英熟語・語法をできるだけ覚える
  3. 英文解釈本を2,3冊マスターする

この流れで学習すれば、精読力が上がります。精読力が上がることで、1回読んだだけで、文を理解できるようになり、結果的に速読することができます。「速読したいけど、全然速く読めない…」ということで悩んでいる人は、長文ではなく英文解釈を集中的にやりましょう。再度言いますが、1文1文を正確に読めるから結果的に速く読めるのだ、と考えてください。詳しい勉強法は下記リンクより深掘りしてください。

その3: プロに手っ取り速く教えてもらう

独学には限界もあります。その場合には、プロに教えてもらった方が速いです。英語学習を継続できる人は、とても根性があります。それゆえに他人に頼る、教えてもらうことに抵抗がある人もいるかと思います。しかし、短期間でリーディング力を伸ばしたり、試験のスコアを伸ばすためには、その道のプロにお金を払って指導を仰ぐのが一番です。

英語学習であれば、スタディサプリTOEIC/大学受験講座がおすすめです。学生だけでなく、社会人もスタディサプリ大学受験講座から学ぶことは多いはずです。特に、高校生のときに予備校に通っていなかった人は、プロ講師の授業力の高さに感動することだと想像できます。

私の場合は、英語講師の関正生先生と肘井学先生の授業をメインに受講しました。これまで独学で英検準1級合格、TOEIC800点後半までは伸ばせましたが、そこから伸び悩んでいたんです。その期間、3年程度ありました。正直、かなり辛かった時期ですね。しかし、スタディサプリを活用したら、リーディングの解法が分かり、問題を自信を持って答えられるようになりました。スタディサプリのおかげなのは言うまでもありません。

スタディサプリは一例ですが、まとめるとプロに教えてもらうことで、目標に向けてショートカットできます。英語であれば、オンライン英会話などの手段もありますね。

☞【スタディサプリ大学受験】神授業で苦手を克服

その4: 狙っている試験の長文は常に持ち歩く

「普段の練習は平常心で読解できるけど、試験本番になると緊張してしまって実力が発揮できないんだよな…」という人は多いはずです。

試験本番への対策として、ここからはメンタルの話をします。ズバリ、英検1級を受験予定なら英検1級の長文を、TOEICならTOEICの長文を常に持ち歩くべきです。何をするのかと言えば、やることはシンプルです。暇があればリーディング教材を読むことです。黙読でも音読でもどちらでも構いません。

これによって、どんな効果があるのかと言えば、「テスト」という特別に見えるイベントを日常の一部に変えることができます。つまり、「習慣化」とも言えますね。一度習慣になってしまえば、努力が努力でなくなり、スコアも自然に上がります。

その5: テスト時間を意識して集中力を鍛える

英語のテストはどれも試験時間が長いですよね。なので、長時間集中する持続力を鍛えなければなりません。具体的には、問題集をテスト時間を測り、やり続けるでもいいですし、ただ単に読書をするでもいいと思います。

私の場合、問題集だとストレスが溜まりすぎることがあったので、英字新聞や日本語のミステリー小説を2時間読み続けるということをしました。リーディング力を高めることに集中するのであれば、文字を一定時間読み続けられれば、教材は何でもいいと思います。

✔︎まとめ

今回は以上です。記事をまとめます。リーディングで伸び悩み克服方法は次の通りです。

  • 知識面を克服する
  • 英文解釈力をつける
  • プロに教えてもらう
  • 長文を常に持ち歩く
  • 集中力を鍛える

以上、テクニカル面とメンタル面から改善策を紹介しました。伸び悩みは辛いですよね。努力しても成長している実感がなく、自分が否定された気分になります。

しかし、問題には必ず原因があります。英語リーディングであれば、この記事で紹介した5つのどれかに取り組めば、上昇のキッカケが掴めます。私もこれまで伸び悩みに苦しみました。それでも、何度ももがき続けました。そして、今があります。

少しだけ教育心理学の話をして、終わりにします。学力は伸びる時期と停滞する時期があります。停滞する期間のことをlearning plateauと言います。実は、これは努力する者、みんなが経験するものです。なので、「努力しているのに全く伸びない。自分はここまでの人間なのか。諦めるしかないか…」と落ち込んでいる時に、誰もが経験することだという事実を思い出してほしいんですね。そして、対策は必ずあると考えて、ここで解説したことで使えそうなものを活用してみてください。