【英検1級合格者が教える】英単語帳の使い方

ボキャビル

  • 単語帳を買ったけど、どうやったら効率的に覚えることができるか、使い方が分からない
  • 自分のやり方が正しいやり方なのか心配だ

このような悩みに答えます。

✔︎記事の内容

  • 効果的な単語帳学習の量的目標を2つ教えます
  • 単語帳を使った勉強法4つ教えます

英検1級合格、TOEIC900点オーバーの私が実践している単語帳の使い方です。

私自身、検定試験に向けた勉強として、長文、リスニングは勿論のこと、単語帳を使って基礎力アップさせることを毎日しています。得点のためには長文やリスニングを理解する必要がありますが、前提条件として絶対的な知識量が求められるからです。知識=生命線という感覚です。

単語帳だけでもブリブリに力を上げられるメソッドを教えるので、大学や試験に合格したい人は実践してみましょう。

☞【大学受験】英単語帳【おすすめ5選】

効果的な単語帳学習の量的目標を2つ教えます

✔︎目標その1: できるだけ速く1周する

単語帳を買ったら、できるだけ速く1周することに全集中してください。1周するだけでメンタルバリアが相当下がるからです。

よくあるミスを紹介します。例えば、1週間50単語を毎日繰り返す方法です。その50単語は覚えられるでしょうが、仮に1000単語の本だとしたら、20週かかります。おそらく1周するまでにモチベーションが下がり、また別の単語帳を買うというループに陥りそうです。

ですから、できるだけ速く1周しましょう。

✔︎目標その2: 毎日のノルマを確実にこなす

英単熟語はある意味無限にあるため、自分でゴールを決めましょう。1日のノルマですね。このノルマはご自身が継続できそうな量、もしくは、目標達成に必要な量にしましょう。

例えば、私は毎日30分と決めています。その30分の中で、単語を音読したり、日本語の意味を言っていったり、例文音読したり、口頭英作文をしたりしています。

単語量を決めるのももう1つの手段です。具体的には、毎日200単語ずつやるとして、「前日の100単語+新しい100単語」を反復するなどです。継続のコツとしては、必ず復習をするということです。前日に学んだ単語を翌日も覚えていたら嬉しくなりませんか?そういったポジティブな気持ちがモチベーションの源になりますよ。

単語帳を使った勉強法5つ教えます

では、ここから具体的な勉強法(メニュー)を紹介します。

✔︎メニュー1: 単語の発音をできるようにする

英語を読めるようになりたいですよね?英語読めるとカッコよくないですか?ということで、まず、正確な発音を身につけます。

「発音なんか知らなくても意味わかるし」という人がたまにいますが、確かにそういうこともありますが、将来的に海外旅行したり、英語でコミュニケーションをしたりしてほしいので、正しい発音を身につける姿勢で学習してください。

我流だと間違えるので、音源を用いて練習します。音源に続いて「リピートアフタミー」形式で読みます。その後、音源なしの自力で読めるかチャレンジします。読めなければまた聞いて練習します。これを繰り返しましょう。

✔︎メニュー2: 単語の意味を確認して覚える

読めるようになったら、単語の意味が分かるかどうか確認します。必ずやってほしいことは、意味を知らない単語にチェックを入れることです。チェックの多い単語を2周目、3周目などで重点的に学習します。

具体的には、英語だけをみて日本語訳を言ってみてください。できなければ、30秒で暗記して、もう一回チャレンジです。

余裕があれば、日本語訳を見て、その英語を答えましょう。これはタフなので余裕がある人だけでいいです。でも、やれば英作文で使えるし、物凄く力になります。

✔︎メニュー3: 例文の意味を確認、脳内で日本語訳を言えるようにする

続いて、例文の音読と意味を取っていきます。音読は単語のときと同じでCDなどを使ってください。また、見出しの単語だけでなく、例文内に知らない単語がでてきたら、それに下線を引いて一緒に覚えちゃいましょう。

もの凄く地味なやり方ですが、もの凄く力がつきます。英文解釈をする前の短文練習になります。

✔︎メニュー4(最後): 例文の日本語訳を口頭英作文(もしくは脳内英作文)できるようにする

最終段階です。英作文もタフなので、余裕がある人だけでいいです。

さて、メニュー3でインプットした英文をアウトプットします。ちゃんとインプットできていないと英作文はできません。ですから、英作文ができる人は、英単語や英文理解は楽勝でしょう。

大学入試の一般試験で、並べ替え問題、和文英作文、自由英作文が出題される人は、単語帳を使って英作文をしておくことで、いざ英作文対策を始めたときにスムーズに勉強を進められます。脳内の英文ストックが豊富であるため、英文を簡単に作ることができるんですね。余裕がある人は口頭英作文までやってみてください。

英単語を覚えた後は英文解釈に進みます

「けっこう単語覚えた」という人は、次は「英文解釈」に進みます。長文の手前の、「中文」を精読する練習です。英単語、英文法、構文の知識を駆使して、1文を正確に理解する段階です。

英文解釈の演習量をこなすことで偏差値60以上は必ずキープ、70以上の突破が見えてきます。逆に、単語の次すぐに長文に進むと、不安定な学力になってしまいます。必ず英文解釈はやってください。

☞【大学受験】英文解釈の勉強法

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今回は以上です。タフなメニューなので一度に長時間はできないと思います。初心者は10単語分とか、10分だけとかでもいいです。継続することを第一に考えてください。