【大学受験・4技能試験】英語長文を速く読む方法
- 英語の長文を速く読めません…
- 入試問題が時間内に終わりません…
このような悩みに答えます。
✔︎記事の内容
- ✅長文を読めない原因が4個あります
- ✅長文を速く読む方法を5個教えます
英検1級, TOEIC900点オーバーの私が普段の英語学習でも実践している勉強法です。
これまで私自身も英語の勉強法がわかりませんでした。長文はとにかく量をこなすだけ、としか考えていませんでした。しかし、教える立場になり、長文読解力を伸ばす為のプロセスがあることが分かりました。それを実践することで、今ではTOEICで時間が20分程度余るくらいになりました。
また、過去10年以上英語を教えてきて、生徒も同じやり方で成長してきました。それはどの日本人にも応用できると考えています。正しい勉強法でメキメキ力を伸ばしてください。
✅長文を読めない原因が4個あります
原因その1: 知識不足【英単熟語・英文法】
知識が無いと文章を読めないのは当たり前です。「単語を覚えたのに長文読めない」という声が聞かれますが、そのケースのほとんどは「やった気になっているだけ」です。例えば、英単語の意味を0.3秒以内に答えられますか?それくらいの速度でないとスラスラなんて読めません。
原因その2: 英文解釈(構文理解)が足りていない
単熟語、文法だけでなく、構文力が必要です。主語、動詞、修飾関係を正しく理解し、強調構文、倒置などを見抜く力のことです。「なんとなく理解する」程度では長文のスコアアップは期待できません。
原因その3: 音読が足りていない【1日30分はやること】
音読していますか?日本人のほとんど、特に高校生年代までは、圧倒的に英語に触れる機会がありません。英語が苦手な人は音読を全くしていないことがほとんどです。
原因その4: 勉強法が間違っている【英単熟語・文法→英文解釈→長文の流れを守る】
【英単熟語→長文】は間違った勉強法です。【英単熟語・文法(短文)→英文解釈(中文)→長文】の流れを崩さないこと。勉強したけど伸びない人は、真ん中の英文解釈が抜けている人が多いです。そもそも英文解釈という言葉を知らない人も結構います。
✅長文を速く読む方法を5個教えます
その1: 英単熟語を毎日最低200語見る
英単熟語はとにかく「量」が大切です!ここで有名な英語講師3人のトレーニングメニューを紹介します。
①関正生先生(スタディサプリ)メニュー
1日200個✖️5日を6セット 1ヶ月で1000単語
②竹岡広信先生(駿台予備校、竹岡塾)メニュー
1日目 100単語
2日目 前日の100単語+新しい100単語
3日目 前日の100単語+新しい100単語
4日目 〃
n日目 〃
③森田鉄也先生(Morite2 channel)
その2: 英文法は1ヶ月でさっさと終わらせる
文法書、文法問題集はどれも暑いです。500頁近くあるものがほとんどではないでしょうか?それをちまちまやっても果てしない道のりに感じてしまいます。なので、文法は短期間の期限を決めてやり終えてしまうのがおすすめです。
毎日英語を2時間勉強するとして、1ヶ月あれば英文法は終えられます。1周やり終わった後は、英文解釈や長文演習と並行して、忘れた文法をピンポイントで復習していきましょう。
その3: 音読を毎日継続する
理想は1日30分を毎日です。朝起きてからとか、夜寝る前とか、1日の中で10分✖️3セットなどやり方は様々です。とにかく毎日継続しましょう。
地味なトレーニングであるため、効果を実感しにくいですが、継続した暁には、圧倒的なインプットとなり、模試の成績が急に伸びたり、英検にも合格したりできます。
その4: 基礎ができたら英文解釈に進む
いつまでも英単語や英文法をやる人がいますが、さっさと英文解釈に進みましょう。英文解釈はやや実践演習です。まだ練習試合レベルですが。
英文解釈量は成績の伸びと比例します。高校生レベルであれば、やり過ぎることはありません。(さすがに書籍で言えば、最大5冊程度で十分です。)理想は高校2年生中にたくさん英文解釈にチャレンジすることです。
その5: 英文解釈まで終わったら、多読多聴で仕上げる
最後の仕上げは英文の多読多聴です。多読=たくさん読むこと、多聴=たくさん聴くこと、を意味します。これまでじっくり蓄えていた基礎力(英単熟語・英文法・英文解釈)を本格的な実践で支えるようにするフェーズです。
その量の目安は、1年間で300〜400長文です。灘高校の高校3年生はこれくらいの量をこなすようです。学校で十分な量を与えられているのであれば、それらを1つ1つ音読して血肉にしていくこと。足りなければ、市販問題集で補いましょう。
まとめ: 正しいやり方で適切な量を
ここまで長文を速く読むための方法を紹介しました。途中で英単語や英文法の話にも触れましたが、全ては長文を正確にかつ素早く読めるようになるためのメソッドです。
学校では「長文やっとけよ」「英単語帳は毎日読むように」と抽象的な指示しかされないことが多いのではないでしょうか?本記事では、細かく勉強方法を紹介しました。かなりタフなメニューもありますが、自己実現の一助となることを期待しています。