【福島大学】英語対策&合格への参考書ルート【長文読解と英作文で差をつけろ】

地方国公立大対策

次のような悩みに答えます。

福島大学が第一志望です。私が受験する学群には、英語が入試科目としてあります。福島大学の過去問をまだ本格的に解いていないので、傾向がよく分かっていません。福島大学の英語はどんな特徴があるのか、また、合格するために必要な教材があれば教えてください。

この記事では、福島大学の英語対策を解説していきます。また、合格点を取るために必要なおすすめ教材も紹介していきます。

さて、福島大学は、地元では福大(ふくだい)という呼ばれ方で親しまれています。静かな学生がに囲まれた場所に大学が位置するため、勉強に集中できる環境です。ちなみに、ショッピングモールへは、電車で2駅(約10分)です。

大学の特徴としては、海外留学にかなり力を入れています。アメリカ、ベトナム、中国、オーストラリア、ドイツなどをはじめとして50カ国以上の国と地域と交流があります。在学中に留学をする学生も多いようです。

受験に関して言えば、共通テスト+二次試験となります。共通テストの目標点は65%です。合格最低点を見ると、5863%程度なので、65%取れれば合格圏内と言えます。つまり、どの科目も基礎〜標準レベルをできるようになることが目標です。

前置きは長くなりましたが、福島大学の英語対策を始めていきます。




筆者情報

  • 英検1級英語教師
  • TOEIC900オーバー英語教師
  • 英語指導歴10年以上
  • ひまがあれば過去問解いています

記事の内容

  • 福島大学【英語概要】
  • 大問別対策
  • 合格への参考書ルート
  • まとめ:基礎〜標準レベルを完璧にすべし

✔︎福島大学【英語概要】

まずは試験概要を確認していきます。

二次試験で英語が課される学群は、①人文社会学群と②農学群の2つです。他の学部は、小論文だけという学群も多いです。それぞれで英語の問題傾向が異なるため、別々に説明していきます。

  • ①人文社会学群
  • 試験時間:120分
  • 大問4題
  • 大問1〜3:長文読解
  • 大問4:和文英訳
  • ②農学群
  • 試験時間:2科目で120分(理科・数学・外国語から2科目選択)
  • 大問4題
  • 大問1:長文読解
  • 大問2:短文空所補充
  • 大問3:整序問題
  • 大問4:自由英作文

人文社会学群と農学群で傾向が全く異なります。

人文社会学群の方が長文読解と和文英訳のみ。国公立大学の2次試験としてはオーソドックスな作りです。

農学群は、長文読解に加えて、私立で出題されるような知識系問題があります。そして、最後に自由英作文が出題されています。

このように、学群によって対策が全く変わるので気をつけていきましょう。

✔︎大問別対策

それでは、大問別に対策を解説していきます。

長文読解、和文英訳、知識系、自由英作文の順番で解説していきます。

長文読解

長文読解は、下線部和訳と内容説明問題だけです。それゆえに、基本的には、英文和訳ができていれば攻略できます。なので、英文解釈を基礎〜標準レベルまでカバーしておきましょう。

加えて、指示語を明らかにする設問が多いです。this, itなどの指示語を普段から意識して読むように心がけてください。

苦戦すると思われるのが、英単語のレベルです。単語レベルは英検2級レベルですが、共通テストの英語で65%程度のスコアだと難しく感じます。なので、共通テストでも70〜80%を目指せるようになることで、福島大学の個別試験対策にもなります。

和文英訳

人文社会学群の大問4で和文英訳が出題されます。長文中に書いてある日本語を英訳していく形式です。毎年4問程度あります。

この和文英訳は差がつきます。一文が長いので、英作文対策をしていないとデタラメな英文を書いてしまうでしょう。難しい語彙は使われていませんが、基本的な構文を確実にアウトプットできるかどうかを試しています。

対策としては、和文英訳の問題集を完璧になるまで反復することです。複数の英作文問題集を同時並行でやるよりも、一冊から多くを学んだ方が学習効率は高いです。(また、ボロボロになった教材を見るのは自信にもなりますよね。)

知識系

農学群では、語句の空所補充と整序問題が出題されます。特別な対策は必要ありませんが、基本的な語彙・語法・文法・構文の知識があれば対処できます。満点を狙いにいってほしい問題です。

普段は、共通テスト対策、長文読解、英作文対策に専念するだけで十分です。その際に、知らない知識を貪欲に吸収しようとする姿勢が大切です。空所補充、並べ替えは配点は低そうなので、過去問演習によって演習量を確保するだけで問題無しです。

自由英作文

農学群の大問4で自由英作文が出題されます。語数は100語程度なので、書き方は英検2級が参考になります。

>>自由英作文の書き方はこちら:英検2級ライティング対策ロードマップ

オーソドックスな書き方は次の通りです。

  • 主張
  • 理由①+具体例
  • 理由②+具体例
  • 結論

まずはこのような型で書けるように練習してください。その後は、ミスのない英文を書けるように勉強していきます。

やはり、自由英作文も差が出ます。私の指導経験上、英検2級ライティング対策をしっかり取り組んだ人は、立派な文章を書けます。一方で、ほとんど自由英作文を書いたことがない人は、書き方から教える必要があるんですね。

なので、ライティングに自信がある人は、問題演習を重ねると。初心者は、「型」の習得から始めるようにしましょう。

✔︎合格への参考書ルート

では、福島大学の英語で合格点を取るための参考書を紹介していきます。映像授業、英単語、英文解釈、長文読解、英作文に分けて紹介していきます。

映像授業:スタディサプリ【無料あり】

授業動画配信サービスを提供しているスタディサプリで福島大学対策をすることができます。例えば、国公立大学対策は次のような講座があります。
>>学力別のスタディサプリおすすめ授業はこちら:【スタディサプリ】自分に最適な英語授業の選び方

スタディサプリは、「学校だと予備校ほどのテクニックを教えてくれない」「予備校は値段が高いし、いちいち通うのも面倒臭い」という人にはオススメのサービスです。まず、講師陣は予備校からヘッドハンティングされた人達ばかりなので、クオリティは予備校並みです。(予備校は縦社会なので、年配の人が辞めないと、いつまで経っても若手に出番がないんですよね)

また、月額1980円で全ての授業が見放題です。大手予備校は年間数十万円も掛かるので、非常に格安なサービスです。また、スタディサプリはスマホがあれば勉強できるので、学校終わりに予備校にわざわざ向かわなければならないというストレスが一切ありません。

14日間無料体験がありますので、ひとまず無料期間に授業をひと通り視聴するのがオススメ。

「予備校の授業がどんな感じか気になる」「受験のプロの視点を知りたい」という人は、すぐに行動してみてください。
>>【スタディサプリ】受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試しはこちら



英単語:Stock4500

この単語帳1冊で、どんな大学の英文に対応できます。スタディサプリ講師である関正生先生が著者なので、自信を持ってオススメできます。

「単語帳なんてどれも同じでしょ?」と思う人もいるでしょうが、これは違います。従来の単語帳と一線を画す点は、「記憶ブースター」です。これは、単語1つ1つに覚えやすいコメントが記載されていて、単純な丸暗記をさせない工夫があります。関先生のモットーでもある「脱丸暗記」を体現した1冊です。

正直、英語教師の私が読んでも知的好奇心を刺激されるし、何より暗記することが楽しくなります。大学受験を考えても、これ一冊で単語帳は十分です。

英文解釈:読解のための英文法

福島大学は複雑な構文が無いので、英文解釈は基礎・標準レベルまでやっておけば大丈夫です。

この本1冊で、英文解釈の基礎〜標準までは網羅できます。特に、福島大学は構文を駆使した和訳問題がバンバン出てくるので、ドンピシャで対策ができます。

これを終えた後に、長文読解や過去問演習に進むことで、確実に読解力を伸ばせます。正直、この一冊を完璧にしてもらえれば英文解釈は問題なしです。一冊を潰したあとは、過去問演習を始めて、実践演習に励んでください。

長文読解:the rules 1,2

スタディサプリの関正生先生の新しい長文問題集です。この本は4冊シリーズになっていますが、福島大学は、1と2をやりましょう。この2冊で、共通テストと二次試験対策は十分です。

従来の長文問題集は、解いて丸つけして終了でしたが、この本では、普遍的な読解ルールを学べます。読解ルートを明示した、初めての長文問題集です。

それゆえに、初見の文章を読んだときにも、全ての英文に共通した読み方を学んでいるため、焦らずに読解できるようになります。

「英文解釈やったけど、うまく長文読めない、、、」「答えは合っているけど、しっくりこないなぁ、、、」と悩んでいる人が、自信を持って解答できるようになる本です。控えめに言って、この本は、長文読解問題集の「革命」です。

英作文:竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本

この1冊をマスターすれば、和文英訳のどの問題にも対応できます。基礎〜応用まで、地方国公立大学レベル〜難関大レベルまで攻略できます。

見た目の分厚さに驚くかもしれませんが、それだけ情報量が多い証拠です。文法ベースの英作文から、日本語が間違いやすい英作文まで掲載されています。つまり、どんな問題にも対処できることを意味しています。

「英作文の鬼」として定評のある竹岡先生の知識を1冊に凝縮しました。まず1周するのが大変かもしれませんが、勢いで乗り越えましょう。また、付属のCDでリスニング対策ができます。英作文の知識とリスニング対策を一石二鳥できます。

✔︎まとめ:基礎〜標準レベルを完璧にすべし

以上、福島大学の英語対策を解説してきました。

まず、共通テストでは65%取れれば合格圏内です。1月までは、共通テストに専念してください。その後、二次試験対策に移ると思いますが、共通テストと二次試験のギャップに苦しむ人がいるかもしれません。
>>共通テスト英語のおすすめ教材はこちら:【共通テスト:英語】高得点とるための参考書ロードマップ

共通テスト英語で65%程度のレベルだと、福島大学の個別試験はかなりハードに感じます。それゆえに、共通テストから70〜80%以上の高得点を狙えるように勉強に励んでください。

ひとまず力を入れるべきは、単語・英文解釈・長文読解です。

このサイトで紹介した参考書リスト

  • 授業動画:スタディサプリ*無料あり
  • 英単語:Stock4500*脱丸暗記
  • 英文解釈:読解のための英文法*解釈はこれ1冊で充分
  • 長文読解:the rules *再現性のある解き方、読み方をわかります
  • 英作文:竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本