【知らないと損】英語初心者が独学でマスターする方法〜給料爆上げ〜
この記事では、次のような悩みに答えていきます。
自分は英語の初心者だけど、これから独学で英語をマスターできるように頑張りたい。だけど、正直、何をしたらいいか分からない😭勉強法も教材も。英語を使いこなせるまでの道筋を教えて欲しいです。
ということで、この記事では、「英語の初心者が独学で英語をマスターする方法」を解説していきます。
これから英語学習を始めようとしている人で、「海外で日常会話で困らないようにしたい」「ネイティブスピーカーと会話できるようになりたい」「英語をキャリアの武器にしていきたい」と考えている人は必読です。
本記事を読めば、次のことを知ることができます。
- ■「英語をマスター」の定義
- ■独学を失敗させないためのチェックリスト
- □目標設定
- □投下できる1日の勉強時間
- □現時点の実力
- ■NG勉強法
- □教材をあれこれ買い過ぎる
- □成長を実感できる場が無い
- □目標を高くし過ぎる
- ■オススメ勉強法
- □中学英語をマスター
- □単語帳1冊を使い倒す
- □定期的にアウトプットの機会をもつ
- ■英語をマスターするまでの必要時間(約2200時間)
- ■半年スケジュール(中学英語分からない→海外での日常会話に困らない)
- 1ヶ月目:中学英単語を覚える
- 2・3ヶ月目:中学英文法を習得する
- 4ヶ月目:英検3級の問題で勉強する
- 5ヶ月目:英検準2級の問題で勉強する
- 6ヶ月目:オンライン英会話や検定試験にチャレンジ
- ■継続をするためのコツ
- □スキマ時間をフル活用する
- □短期勝負
- ■英語ができると給料爆上げ?!【知らないと損】
■筆者情報

私は純ジャパでありながら英検1級、TOEIC900点オーバーを達成しました。また、英語教師としても10年以上の指導経験ありです。
では、始めます!
■「英語をマスター」の定義
まずは、「英語をマスター」を定義づけしていきます。英語をマスターとは、「日常生活・社会生活に必要な英語を理解して、かつ使えることができる」と考えてください。
この定義は、英検協会が使っているものでして、英検2級〜準2級のレベルに該当します。つまり、英検協会は、「準2級程度の力があれば、日常会話には困りませんよ」と言っています。
「英語ペラペラ」という言葉は、曖昧なので、目標とするにはアバウトです。私自身も、英検準2級を越える力が身についていれば、海外生活は可能だと確信しています。
■独学を失敗させないためのチェックリスト

では、独学を失敗させないために、勉強を始める前のチェックリストを確認しましょう。
- 目標設定
- 投下できる1日の勉強時間
- 現時点の実力
目標設定
まず、目標設定をしましょう。個人個人で様々だと思いますが、例えば、次のような目標が考えられます。
- 海外旅行で現地スタッフとの会話に困らない
- 海外留学でやっていく基礎英語力を習得する
- 資格試験に合格したい
- 就職活動の履歴書に書けるようにしたい
- 日本から脱出したい
繰り返しになりますが、この記事でも、「海外で日常生活をできるレベル」までの道筋を解説していきます。
まずは、それぞれの目標を明確にしましょう。努力を継続できるか否かは、ゴールが明確になっているかに左右されます。
投下できる1日の勉強時間
次に、1日に確保できる勉強時間を炙り出してください。具体的には、1日2時間が望ましいです。新しいことを学んだり、前日までの復習をしたりすると、最低でも2時間は必要です。
毎日勉強するのが厳しいなら、週に3,4日でも充分です。その分、集中力を上げていきましょう。
現時点の実力
目標と投下できる勉強時間が決まったら、最後に「現時点の英語力」をチェックしましょう。
簡単な方法としては、英検の過去問をやってみることです。英検公式サイトで、過去問を無料公開しています。スマホでも見れるので、30〜60分あれば英語力を確認できます。
やってみる検定級は、初心者であれば3級がいいでしょう。3級は中学卒業レベルです。3級があまりに簡単すぎる人は、準2級をやりましょう。
それぞれの検定級で8割を確保できれば、合格だと考えてください。個人的には、準2級で80%取れれば、海外生活のベースができていると考えられます。
■NG勉強法3選

次に、「これはやってはいけない」NG勉強法を紹介します。頑張ろうと思っても、最適な方法で勉強しなければ伸びる英語力も伸びません。ここでは、陥りがちな勉強法を解説します。必ず避けてください。
その①:教材をあれこれ買い過ぎる
語学力向上のための鍵は「反復」です。それゆえに、手元にある教材を何度も繰り返すことで語学力は必ず伸びます。
一方で、巷に溢れるオススメ教材を買い漁ってしまうケースも目にします。その結果、その多くの人がどれも手付かずで、中途半端に取り組んでいます。勿論、私も過去に同じ経験をしたことがあります。その時は、やはり英語力が伸びなかったですね。また、伸びている実感もありませんでした。
何度も同じ教材を反復することで、「覚えてきたかも」「前よりも分かってきたかも」という伸長感を得られます。それが、モチベーションの源です。語学力アップ、やる気アップのためにも、手元の教材をまずは完璧にこなしましょう。
その②:成長を実感できる場が無い
勉強したことを試す機会を作りましょう。例えば、海外旅行、検定試験、オンライン英会話、もしくは近くのバーで外国人に話し掛けるのもいい機会です。学んだことを「実践」することで、課題が見えてきたり、成長を実感できたりします。良くも悪くも「次」が見えてきます。
逆に、学んだことを活かす機会がなければ、いつまで経っても課題が見えてこない状況が続く訳です。スポーツで言えば、練習ばかりしていて、試合が無い状況。
語学もスポーツと同じように、実践することが大切なので、ミスを恐れずに自分の実力を試していきましょう。(個人的には、私は毎年、英検1級を受験しています)
その③:目標を高くし過ぎる
目標が高過ぎるとモチベーションが下がってしまいます。ゆえに、現状の英語力を把握することが大切です。
目標が高すぎると、あまりに英語が難しく感じてしまいます。その結果、「自分には無理だ」「やっぱり努力しても無駄なんだ」というように諦めの気持ちが湧いてしまいます。
言語学的には、「自分の実力+1」を目標にすることが望ましいと言われています。感覚としては「少し背伸びするくらい」です。
これから英語を始める人は、現状把握を必ずしましょう。
■オススメ勉強法
では、具体的な勉強法を解説していきます。オススメ参考書も一緒に紹介していきますね。
中学英語をマスター
まずは中学英語を理解することが大切です。「え?中学英語なんて簡単でしょ!?」と思う人が多いかもしれませんが、高校生で中学英語を完璧に理解している生徒は1割もいません。
中学英語は基礎的ではありますが、覚えるべき文法の幅が広いです。ゆえに、網羅するのにどうしても時間が必要です。
実は、英文法の8割は中学英語です。残りの2割は、基礎知識+αを加えたものです。ゆえに、中学英語を理解すれば、英文法はほぼ完璧に理解できます。それくらい大切なので、油断せずに学んでいきましょう。
ちなみに、オススメ参考書は『中学英語をひとつひとつわかりやすく』です。ページ数は多いですが、無理なく確実に勉強を継続できる作りになっています。
単語帳1冊を使い倒す
単語帳は「これ!」と決めたものをやり込みましょう。何十周も反復して、ボロボロになるまで使い倒します。
中学英語の単語帳でオススメなのは、『世界一分かりやすい中学英単語』です。1つ1つの単語に覚えやすい解説が付いています。丸暗記でなく、知的好奇心を高めながら語彙力を伸ばせます。
定期的にアウトプットの機会をもつ
たくさん勉強したあとは、実践の機会を持つことが大切です。私の場合は、英検・TOEICを受験したり、職場でネイティブスピーカーと会話をしたりしています。機会があれば、海外旅行も積極的に行っています。
身近で英語を使う機会が簡単に見つからない場合は、オンライン英会話もあります。現代は、他国の人といつでも英語を話せるいい時代になりましたね。
■英語をマスターするまでの必要時間(約2200時間)
少し話は変わりますが、日本人が英語をマスターするのに必要な時間は約2200時間だと言われています。
これは、英米人が日本語をマスターするのに必要な時間も同じで、約2200時間です。
日本人にとって英語は最難関外国語に該当します。一方、中国語や韓国語は最も習得しやすい言語に部類されています。
それだけ日本人にとって英語はそもそも難しいという前提で勉強しましょう。そうすれば、「日本人だし仕方ないよな(俺のせいじゃない)」と逃げ道を作ることができますね。笑
ただし、1日3時間勉強できれば、約2年で英語をマスターできる計算になります。
外国語習得のための時間の目安がそもそも決まっているという知識を知っておきましょう。
■半年スケジュール(中学英語分からない→海外での日常会話に困らない)

ここでは、初心者が海外生活で不自由しなくなるまでの仮スケジュールを立ててみました。こんな感じです。
- 1ヶ月目:中学英単語を覚える
- 2・3ヶ月目:中学英文法を習得する
- 4ヶ月目:英検3級の問題で勉強する
- 5ヶ月目:英検準2級の問題で勉強する
- 6ヶ月目:オンライン英会話や検定試験にチャレンジ
1〜3ヶ月は「知識量を増やすこと」が目的です。最初の1ヶ月は単語をひたすら覚えましょう。中学で覚えるべき単語は約2000語ですが、既に知っている単語もけっこうあるはずです。知らない単語だけにフォーカスするのが暗記のコツです。
2、3ヶ月目からは英文法をスタートします。中学英文法は、深みはありませんが範囲が広いため、勢いよく勉強するのが成功の秘訣です。
4ヶ月目からは英検の教材を使います。理由は、「弱点を炙り出す」ため。英検の問題に取り組むことで、現時点の実力を知りつつ、弱点が分かります。それが単語なのか英文法なのかは人それぞれ。「インプット→アウトプット→分析→インプット」を繰り返せば、自然に英語力がアップします。
最終的な仕上げは、リアルな実践です。つまり、英語を使う環境に自分を飛び込ませましょう。最近ではオンライン英会話が流行っています。初回無料体験があったり、1ヶ月返金保証をしているサービスもあります。
■継続をするためのコツ

努力の方向性が分かってきたら、その努力を継続するコツを解説していきます。
スキマ時間をフル活用する
英語学習を成功させている人は、スキマ時間の使い方が上手。学生さんも社会人も忙しい日々を送っていますが、1日の空いている時間を積み上げると2〜3時間程度の勉強時間は確保できます。
本格的にスタートする前に1日のタイムスケジュールを紙に書いてみましょう。
□短期勝負
語学学習は短期勝負が成功のポイントです。
個人的な意見かもしれませんが、語学はスポーツと似ていて、目標が明確だと伸びやすいです。
例えば、「半年後の海外旅行」「3ヶ月語に控えた検定試験」「近い将来の海外転勤」など。
勿論、趣味で英語学習を継続できたら最強です。ただ、英文法を学んだり、単語を覚えたりする作業はゴールがあるので、ダラダラやるよりかは「自分なりの〆切」を設定するのがおすすめです。
■英語ができると給料爆上げ?!【知らないと損】
最後に、英語ができるようになると給料が上がるお話をして終わりにします。
まず、日本を含めた、先進国の最低賃金をご存知でしょうか?英語圏の最低賃金一覧(時給)はこちらです。
- 1位:オーストラリア(約1750円)
- 2位:ニュージーランド(約1300円)
- 3位:アイルランド(約1000円)
- 4位:イギリス(約930円)
- 5位:カナダ(約920円)
- 日本(全国平均で約961円)
個人的に注目しているのが、オーストラリア。時給は日本の2倍だし、定時になったらさっさと帰宅する文化。残業代は1.5〜2倍に跳ね上がる。
もちろん物価も高いですが、給料がそもそも高いので、手元のお金は貯まる一方です。
「日本だと同調圧力キツいし、給料30年間上がってないし、海外で働きたい」という人は、英語ができれば未来は明るいです。あとは飛び込むだけ。
では、今回は以上です。