【英検準2級】リスニング対策&参考書ルート【設問のパターンをおさえるべし】
この記事では、英検準2級のリスニング対策を解説していきます。リスニングが苦手で、点数を落としてしまう受験生はたくさんいます。リスニングが得意になれば、余裕を持って合格できます。
結論から言えば、設問のパターンを知ることで得点を伸ばせます。リスニングで厄介な点は、音声を聞いた後に解く時間がほとんど無いということです。しかし、パターンを把握していれば、余裕を持ってサクサク解けます。それにより得点率アップも期待できるわけです。
それでは記事内で詳しく解説していきます。
筆者情報

- 英検1級英語教師
- TOEIC最高スコア945点
- 中高生への英語指導歴10年以上
記事の内容
- 合格点は?【70%】
- 準2級リスニング【傾向と対策】
- 合格への参考書ルート
- まとめ:パターンを知ってあとは練習あるのみ
✔︎合格点は?【70%】

まず目標となる合格点は70%の得点率です。67%程度でも合格できることもありますが、普段の勉強では、7割を意識して勉強しましょう。
リスニングは全部で30問ありますので、21問正答することが目標になりますね。
(正直、リスニングは得点源にしたい。現在の英検は、4技能の配点が同等です。つまり、リーディングの37問とリスニングの30問が同じ配点です。リスニングは1問の重みが大きいです。過去問演習をすれば得点は伸ばせます。やらずに受検する人が多いですけどね、、、)
✔︎準2級リスニング【傾向と対策】

英検準2級リスニングの問題傾向と対策を深掘りしていきます。まず、問題の概要はこちら。
- 第1部:会話応答文(10問)
- 第2部:会話内容確認(10問)
- 第3部:文章内容確認(10問)
- *音声は全て1度しか読まれません
- *25分間で30問解きます
1つずつ解説していきます。
第1部:会話応答文(10問)
会話の最後の1文を4つの選択肢から探す問題です。第1部の傾向はこちら。
- 「疑問詞」→「答え」がストレート
- 「疑問詞」→「答え」が変化球
- Yes / No 疑問文
会話の最後が「疑問詞」で終わる問題は得点源にしましょう。when / where / who / what / how / why を聞き逃さないように。
一方で、変化球問題も存在します。例えば、Which do you like better, soccer or baseball? → I am poor at both sports. のように、教科書通りでないときがあります。
あとは、Yes / No疑問文も多く出題されます。Do you / Are you / Did you / Have you / Would you などですね。これらの表現は、最初の音が聞こえづらいので注意が必要。
第2部:会話内容確認(10問)
聞いた会話情報と一致するものを探す問題です。傾向はこちら。
- 選択肢がTo〜なら「理由」を聞かれる
- 選択肢が「動詞」で始まるなら、「これからの行動」か「誰の行動か?」が求められる
第2部は、選択肢から、流れてくる問題を予想できます。(選択肢から予想するテクニックは、第3部でも有効です)
まず、選択肢がTo〜で始まるのは、「〜するために」という意味なので、「何かの理由」を求められます。Whyで始まる問題だと特定できます。
次に、下の画像のように、動詞で始まる選択肢の場合は、「これからの行動」もしくは「誰の行動か」が問われます。
ここで予想される疑問文を挙げておきます。
- What S will do?
- What is S going to do?
- What do S have to do?
- What do S need to do?
あくまで一例ですが、このような傾向があることを知っておいて損はありません。(知っているとメンタル的に余裕が出ますね)
第3部:文章内容確認(10問)
最後に、第3部は、聞いた文(モノローグ)の情報と一致するものを探す問題です。問題の傾向は次のとおり。
- SがOに頼むパターン
- 全体の内容を問うパターン
- one thingのパターン
「SがOに頼むパターン」とは、文字通りですが、What does S want O to do? / What does S tell O to do? などです。
「全体の内容を問う質問」は、What is ~’s problem? / What is S talking about?など。
「one thingのパターン」は、What is one thing S says? / What is one thing we learn about~?など。
選択肢は、リーディングと同様、「言い換え」を見抜きましょう。引っ掛け問題としては、本文にある単語をテキトーに選択肢に散らせたものがあります。
✔︎合格への参考書ルート

以上、英検準2級リスニング問題の傾向&対策を解説してきました。次に、合格点を取るための参考書ルートを解説します。参考書ルートと書いてありますが、リスニングは「リアルな音」を理解することが大切なので、英検対策できるオンライン教材を紹介させていただきます。全部で3選です。
1.スタディサプリ
授業動画配信サービスをしているスタディサプリには、「英検対策講座」があります。英検2級〜3級まであります。準2級のカリキュラムは次の通り。
リスニングに関しては、第1部・第2部・第3部それぞれで1時間の講座があります。すごい情報量です。
この記事で解説した内容とも被りますが、授業動画では演習しながら、より細かいポイントを知ることができます。
14日間無料お試しができるので、直前期だけの利用でも効果抜群です。テキストはスマホで観れるので無くても問題なし。
>>スタディサプリで英検対策はこちらから【14日間無料】
参照:スタディサプリ
2.Kiminiオンライン英会話
Kimini英会話は学習教材で有名な学研が提供するオンライン英会話です。英検対策に特化した講座があるので、リスニング・スピーキング能力を伸ばすことができます。小学生から社会人まで、あらゆる年代の方にも満足にご利用頂けます。
10日間無料体験がありますので、こちらも直前に耳鳴らしとして活用するだけでも成長が期待できます。
参照:Kimini英会話
3.ネイティブキャンプ
オンライン英会話で有名なネイティブキャンプでも英検対策をすることができます。教材は準1級から3級まで。
旺文社の英検教材を使ってレッスンをしますが、本番に近い雰囲気でスピーキング連絡できるので、リアルなリスニング対策にもなります。7日間無料体験ありです。
参照:ネイティブキャンプ
✔︎まとめ:パターンを知ってあとは練習あるのみ

以上、英検準2級の対策&教材ルートを紹介してきました。準2級リスニングは、問題パターンを限定できますので、それを知った上で過去問演習を反復しましょう。それだけで正答率70%は突破できます。
あとは、オンライン教材を使って、リアルな英会話で訓練したり、プロによる英検指導を受講するのもありですね。
最近は、英検の受検料が爆上げしていますので、無料でも何でも活用して、失敗なく合格を決めましょう。