【英検準1級】語彙対策ロードマップ
- 英検準1級の語彙問題で高得点取りたい
- でも単語難しくて太刀打ちできない…対策は何かあるのだろうか?
- 合格してる人ってどんな勉強しているの?
このような悩みに答えます📝☞こちらもどうぞ:【英検準1級】長文読解対策ロードマップ
✔︎記事の信頼性

こちらが私の英語学習歴です👨🎓
- 英検1級ホールダー(準1級も合格しました)
- 毎年20人以上の英検準1級受験者を指導しています
- この記事を読めば、語彙問題で合格点を取る方法を知ることができます
英検準1級からいよいよ英語学習が本格化します。かなり高い壁になりますが、一緒に乗り越えていきましょう🔥では、始めます。
✔︎記事の内容
- まずは問題(敵)を知ろう
- 英検準1級の語彙問題で高得点取る人の特徴3つ
- 語彙問題で得点率アップする教材厳選4冊
✔︎まずは問題(敵)を知ろう

英検準1級の語彙問題は25問あります。内訳は次の通りです。
- 単語:21問
- 熟語:4問
2級と比較してみます。2級は語彙問題は全部で20問ですが、
- 単語:10問
- 熟語:7問
- 文法:3問
違いは分かりましたか?
準1級からは文法が消滅して、全て語彙問題となっています。そして、熟語が4問しかありません。なので、語彙問題攻略のためには、単語をメインで学習する必要があります。
また準1級の語彙レベルは約7500語です。具体的には、大学受験では早慶上智レベルです。けっこう高いレベルです。
実際に、早慶上智に受かる子は準1級の単語帳を使っているケースがほとんどですね。
少しだけ問題演習をしてみます。次の英単語7個の意味を答えてみてください。どれも英検準1級で出題されたことのある単語です。
- obedient
- reign
- compensate
- reputable
- inevitably
- commend
- refuge
1.従順な 2.統治 3.償う 4.評判の良い 5.不可避な 6.褒める 7.避難所
何問正解でしたか?5個以上当たっていれば、語彙力高いですよ。
✔︎英検準1級の語彙問題で高得点取る人の特徴3つ

問題傾向を把握しました。次に、語彙問題が得意な人・高得点を取る人にどんな特徴があるのか、普段何をしているのかを見ていきましょう。
その① 暇があれば英語を勉強している
準1級は英語を専門的に勉強している人、英語学習に没頭している人ばかりです。
その人たちに共通している特徴は暇があれば英語を学んでいるということです。
準1級の難易度を考慮しても、やはり、合格する人はいつでもどこでも英語学習する姿勢がある人と言えます。
ちなみにですが、2級合格してから準1級合格までに約1500時間必要というデータがあります。参考までに学習時間に応じた必要日数をご確認ください。
- 1日3時間☞500日
- 1日5時間☞300日
- 1日10時間☞150日
かなり時間が掛かるようにも見えますが、日常的に勉強する習慣があればあっという間に必要学習時間は突破できます。
その② ボキャビル時間を1時間確保している

準1級以上合格には圧倒的語彙力が不可欠です。
なので、積極的にボキャビル(語彙を増やすこと)に励みましょう。
「ボキャビルって英語学習初心者がやることなんじゃないの?」と疑問に思うかもしれませんが、上級者でもやっています!
なぜなら、新しい言葉は日々生まれているからです。もちろん、単語帳に載っているような単語は不変ですが、ネイティブが実際の会話で使う語彙は新しくなっています。
なので、通訳の方や、海外働くビジネスマンもボキャビルを欠かしません。
英検準1級に挑戦する人は、将来、仕事などで英語を使う可能性がありますから、受験準備の段階からボキャビルの意識を高くしていきましょう。
その③ 英検2級の得点率が9割以上
準1級合格の目安は、英検2級で9割取れることです。なので、英検2級にギリギリ合格では準1級には届きません。2級で高得点ならば準1級合格レベルのスコアに到達します。
準1級では語彙レベルが大幅にアップすることを踏まえると、2級語彙問題で9割取得でようやく準1級で勝負できると考えられます。ボキャビルが大切です。
以上、英検準1級に合格する人の特徴を説明してきました。まだ合格者とのギャップがあるならば、その差を埋めるべく学習習慣から変えていきましょう。
✔︎語彙問題で得点率アップする教材厳選4冊

次に、合格するために持っておきたいボキャビル教材を紹介します。教材のポイントと厳選4冊について触れていきます。
【ボキャビル教材のポイント】
- 音声付き
- どこでもいつでも勉強できる
- 語源学習
大学受験でも資格試験でも、もはやリスニング試験は必須、という現状を踏まえて、音声が付いてるものを選びましょう。これはマストです!
次に、誰もがスマホを持っている時代ですから、スマホアプリで音声を聴けるものもおすすめです。高音質が望ましいのであれば、iPodやWalkmanなどですね。
さらに、英検準1級の語彙力の高さを考えると、語源本を1冊やっておくと覚えるのが簡単になります。語源を知らないままだと、「ボキャビル=丸暗記」という認識になってしまいがちです。「語源学習=丸暗記脱却」と考えられもの凄く感動できます。
では、具体的な教材4冊に触れていきます。
その① 英検文で覚える単熟語テーマ別準1級
「文で覚える単熟語シリーズ」で定番の教材と言えます。
文章はまさに準1級の長文問題のレベルです。また付属のCDを活用して耳で単語を覚えられます。リーディングとリスニング、更にボキャビルを並行して一石三鳥ができます。☞【英検1級合格者が教える】英単語帳の使い方
その② 英検準1級英単語1900英検ランク順
「ランク順シリーズ」の英検定番教材と言えます。こちらは無料アプリ『ランク順 英検 英単語』を使って、無料音声ダウンロードできます。スマホ時代ならではの勉強方法ですね。
さらに、分野別のキーワードを絵とともに覚えられます。説明文で使われる単語をイメージで簡単に暗記することができます。
その③ 英検分野別ターゲット 英検準1級単語・熟語問題
語彙問題に特化した問題集です。練習問題400問+模試問題100問=合計500問収録されています。
また、別冊語彙リストがあり、無料アプリ『英語の友』で無理音声ダウンロードができます。ちなみに、私の受験時(2010年)には無かった機能です。これを何周もすれば語彙問題で9割以上取れるようになります。
その④ 英単語の語源図鑑/続 英単語の語源図鑑
こちらが語源学習の書籍です。テレビ番組「ヒルナンデス」でも紹介されたことがあります。初心者から社会人まで、あらゆるレベルの学習者にとって、学ぶことが沢山あります。
バラバラに丸暗記してきた人は絶対に使うべきです。なお、準1級合格後に1級を目指す際にも、しっかり効果を発揮します。
✔︎まとめ

記事の主な内容は以上になります。
少しだけ振り返りましょう。
- まずは問題(敵)を知ろう
- 英検準1級の語彙問題で高得点取る人の特徴3つ
- 語彙問題で得点率アップする教材厳選4冊
準1級の難しさは何と言っても語彙問題です。2級から飛躍的にアップしているため、壁が高く感じるでしょう。時間も掛かりますが、これを乗り越えるとまた英語学習がもっと楽しくなります。がんばってください。
補足ですが、準1級を目指しながらTOEICにチャレンジすることもおすすめします。TOEICで出題されるビジネス英語・日常生活表現は、英検準1級と相性がいいです。準1級合格を狙う人は、TOEIC目標スコアは730です。そちらにも挑戦してみてください。☞こちらもどうぞ:【TOEIC】初心者のための勉強法5つ教えます

最後に、ボキャビルをするにつれて、海外ニュースや海外ドラマなどを使って英語学習もできるようになります。興味あれば、こちらの記事も参考にしてください。☞海外ドラマで英語学習!楽しみながら英語力を伸ばす方法教えます