【英検準1級】ボキャビルする5つの方法

英検準1級

  • 英検準1級に合格するための単語の覚え方を知りたい😭
  • 英検準1級の語彙問題で高得点を取りたい
  • どれくらい多くの語彙を覚えたらいいのか知りたい

この記事では、英検準1級レベルの語彙力を習得する勉強法を解説していきます。英検2級から準1級までは、必要な語彙量が大幅にアップするため、意識的にボキャビルしなければなりません。

結論から言えば、英検2級を合格してから約1年間は必要です。2級=約5000語、準1級=約7000語レベルなので、2000語アップは並大抵ではありません。(リスニングとライティングに特化した対策をすれば1年間も掛からずに合格はできるかもしれません。)

時間はどうしてもかかりますが、その中でも効率的なボキャビル方法を提示していきます。

記事の信頼性

以下、私の英語学習歴です。

  • 英検1級合格、TOEIC945
  • 中高生に10年以上英語を教えています
  • 英検準1級は大学2年生時に取得しました
  • 現在も、英検協会に過去問がアップされる度に英検準1級の問題を解き続けています

記事の内容

  • 英検準1級で覚えるべき単語量【7500〜9000語】
  • 効率的なボキャビル方法5つ

では、始めていきます!

✔︎英検準1級で覚えるべき単語量

ズバリ、英検準1級の単語レベルは7500〜9000です。

ちなみに、英検2級は5000〜6000語であるため、プラス2000語以上を積み上げる必要があります。ここが最も大きなハードルです。

そのため、準1級レベルに到達するためには、最低でも半年は要すると考えるべきです。語彙習得の観点から言えば、1年間で余裕を持って覚えられる単語は1000語と言われています。

「数ヶ月でいけるっしょ」と考えていると、問題にチャレンジしたときに絶望してしまいます。なので、2級合格直後3ヶ月後の準1級チャレンジは、正直オススメしません。

✔︎効率的なボキャビル方法5つ

続いて、具体的なボキャビル方法を紹介します。

  • その①:毎日100単語ずつ継続
  • その②:語彙問題対策問題集を活用する
  • その③:CDを使ってスキマ時間にシャドーイングする
  • その④:語源で覚える
  • その⑤:Youtubeを活用する

1つずつ解説していきますね。

その①:毎日100単語ずつ継続

コツコツ積み上げが最強です。目安としては、1日100語ずつ見ること。具体的なやり方は次の通りです。

  • 1日目:100語
  • 2日目:前日の100語+新しい100語
  • 3日目:前日の100語+新しい100語
  • 4日目以降:以下、継続
  • 週末:1週間の復習

これを1ヶ月継続すれば、かなりのボキャビルが期待できます。私自身、英検1級を取得した現在でも、新しい問題集や単語帳を使ってのボキャビルは欠かしません。伸びるときはコツコツだけど、落ちる時は一瞬ということを知っているからです。

ただ、注意としては、一度で覚えようとしないことです。やはり、人間は忘れる生き物ですから、長い時間かけて目を通せば自然と覚えられるくらいに、気軽に構えておくことが継続のコツです。

「1日で100単語覚える」などは無理なので、「意識的に1日で100単語に触れる」くらいの感覚でコツコツ継続していきましょう。

その②:語彙問題対策問題集を活用する

語彙問題の問題集を使い込むことで、英検準1級の第1問に特化した対策をすることができます。単語量アップ=単語帳、というイメージがありますが、英検には語彙問題が出題されるため、そこを狙い撃ちすることで効率的にボキャビルができます。おすすめはこちらの教材です。

私が英検準1級を受験したのは10年以上前になりますが、当時のこちらの問題集を何周もやり込みました。

解けない問題が無くなるまで反復することで、語彙だけで9割得点できました。(リスニングが6割くらいだったので、語彙力に完全に救われました😌)

その③:CDを使ってスキマ時間にシャドーイングする

ボキャビルするためには、スキマ時間も勉強しましょう。最近は、スマホに音声DLして、いつでもどこでも勉強できる時代になりましたね。

先日、バスに乗った時に、学生がスマホアプリで英単語の問題に取り組む姿を見ました。「ひまなら勉強する」姿勢はとても大切です。そういう習慣がある人は気づいたときに、急激に伸びたことを実感できます。

さて、具体的な勉強法としては、シャドーイングがおすすめですが、人前で声が出せない場合には音源をリスニングするだけでも力をつけることができます。

正直、耳からボキャビルできている感覚があれば結果オーライです😌

補足:聞き流しではなく、単語を聞いて状況がイメージできるようにすること

巷で流行りの「聞き流し」では残念ながらリスニング力もボキャビルもできません。

「じゃ、どうやって音源を使って勉強すればいいの?」という質問があると思います。

答えは、英文の状況がパッとイメージできることを目標にすることです。「英語が分かった」=「英文をイメージできた」という状況だと思います。感情を込めてシャドーイングしたり、場面を想像しながらリスニングしたりすると力がつきます。

私が大学生の時には、こちらのDUO3.0を使って勉強していました。英検準1級、TOEIC780点あたりまでをカバーしています。さらに、CD 1周がジャスト60分だったので、非常に勉強しやすかったです。他にも、定番ではありますが、パス単語とかもおすすめですね。


その④:語源で覚える

英検準1級以上は、語源の知識があった方が楽にボキャビルできます。例えば、次の単語の意味を答えられますか。

  • prime
  • prince
  • principal
  • primitive
  • principle

答えは、prime(第一の)prince(王子)principal(校長)primitive(原始の)principle(原則)です。共通しているのは、pri-という言葉で、「第一の」という意味があります。このような語源の知識を持つことで、バラバラな単語をまとめて暗記できます。おすすめ書籍はこちらです。

語源知識がある上で、問題集をやったり、シャドーイングをした方が効率的に語彙を吸収できます。

今回の記事は英検準1級の話ですが、今後英検1級の考慮すると、語源知識はマストです。語源知識はボキャビルを簡単にしてくれます。

その⑤:YouTubeを活用する

YouTubeの無料チャンネルで、英検準1級レベルにおすすめのものがあります。3つ紹介します。

  • NHK WORLD-JAPAN
  • TED-Ed
  • Business Insider

1つずつ紹介します。

NHK WORLD-JAPAN

日本のニュースを英語で紹介しています。長さは3分〜30分まであります。語彙レベルは英検2級レベルですが、聴き続けることで、確実に2級レベルを使えるようになります。

また、知らなかった日本文化を知ることができます。将来的に、日本のことを海外で話すためのインプットになるかもしれません。

TED-Ed

著名人によるプレゼンで有名なTED Talksのアニメーション版です。長さは3分〜10分なので、集中して聴くことができます。

コンテンツは、知的好奇心を刺激するものが多く、例えば、「よく眠る為のコツ」、「水を飲まなかったらどうなる?」「なぜ夢を見るのか」などがあります。

毎週新しい動画が更新されるため、全く飽きることなく継続できます。語彙レベルは英検準1級以上なので、コツコツ続ければ、成長間違いなしです。

Business Insider

世界のさまざまなことを深掘りする動画が揃っています。動画は5分前後の短時間のものがほとんどです。世界で約4億人がチャンネル登録しています。語彙レベルは英検準1級以上であることは間違いないので非常に難しく、また、本物の英語であるため、音声が速いです。

初心者にとって聴き取りは難しいかもしれませんが、コツコツ聴けば、英検準1級や1級のリスニングもゆっくりに感じられるようになります。(実際、Business Insiderを聴き始めて1ヶ月ですが、英検1級のリスニングがかなり遅く感じられるようになりました)

以上、私が普段利用しているYouTubeチャンネルの紹介でした。これまで語彙習得の話をしてきましたが、覚えた言葉が実際に使われている場面に遭遇することが大切です。

「英検1級の単語なんてネイティブは使わないでしょ?」みたいな意見もありますが、洋書や英字新聞にはバンバン出てきます。これらのYouTubeチャンネルは、ネイティブも視聴する番組なので、単語帳で覚えた単語が何度も登場します。そして、単語帳には無い、「イメージ化」ができます。動画内容を楽しみつつ、語彙習得もしていきましょう。

TOEICを同時並行するのもあり

英検は合格、不合格があります。なので、せっかく勉強したにも関わらず、「あんなに頑張ったのに不合格か」とモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。

そこで、おすすめなのが、TOEICにも挑戦することです。TOEICは、合否判定はなく、スコアが提示されるのみです。なので、自分の成長を感じることができます。英検準1級レベル=TOEIC730点と言われるので、もし興味があれば、同時並行するのも考えてみてください。

✔︎最後に:英検準1級レベルあれば、留学で更に伸びる

記事の主な内容は以上です。

最後になりますが、私が英検準1級を取得したのは20歳のときで、その年の終わりに、ボストンに短期留学をしました。

結論から言えば、挫折しました。出発前は、「英検準1級あれば英会話は余裕でしょ」と楽観視していました。しかし、語学学校に世界各国から集まる学生の英語が速すぎて、何度も聞き返してしまう始末でした。

しかし、頑張って会話を続けていくうちに、段々聞き取れるようになるんですね。

「どうして聞けるようになったのかな?」と振り返ってみると、準1級の勉強で培った語彙力のおかげだと考えました。

やはり、聞ける聞けないを左右するのは、結論から言えば、語彙力次第ということになります。ぜひ、たくさんの言葉を習得して、世界中の人々とコミュニケーションを取ってみてください。
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