【書評】『英検1級面接大特訓』使い方&レビュー【合格のために必携です】
こんにちは、ヒロキさんです。
今回の記事では、『英検1級面接大特訓』の使い方などをレビューしていきます。
英検1級のスピーキング・ライティング対策として、本書を活用している人、これから検討している人、英検1級面接を絶対に合格したい人のための記事です。
私自身、この本を使って英検1級に合格しました(2020年度に1回目、2021年度に2回目)。詳しくはこちらの記事をご覧ください:【2021年度第3回】英検1級合格に行った勉強法9選(1次試験編)
使ってみての感想は、「英検1級面接を突破したい人必携」です!では、詳しく解説していきます。
本記事の目次
- 『英検1級面接大特訓』とは?概要解説
- 『英検1級面接大特訓』の評価ポイント
- 『英検1級面接大特訓』のデメリット
- 『英検1級面接大特訓』以外のオススメ教材
では、始めます。
『英検1級面接大特訓』とは?概要解説
本書の目次は次の通り。
- 第1章:面接の準備
- 第2章:短文練習
- 第3章:実践練習
それぞれ簡潔に紹介していきます。
第1章:面接の準備
第1章(面接の準備)の内容は次の通り。
- 入室☞挨拶と日常会話
- 二次面接試験の極意、頻出分野はこれだ!
- 9つのジャンルの重要トピック
まず、入室から試験が始まるまでの流れを文字起こししています。Helloなどの挨拶から自己紹介までを行い、スピーチが始まるという流れを確認できます。
「二次面接試験の極意、頻出分野はこれだ!」では、名前の通り、出題されやすい分野分析が書かれています。上位だけ紹介しますと、1位「政治・法律・国際」2位「経済・ビジネス」3位「環境・科学技術」となっています。
「9つのジャンルの重要トピック」では、ジャンルごとの重要な話題となりやすいトピックをまとめています。例えば、「教育」ならば「青少年非行・学力低下・校則・入試制度・語学教育」など。知らない知識をここで補うことができます。
第2章:短文練習
第2章(短文練習)では、テンプレートの短文フレーズを紹介しています。本番で瞬発的に言えるようにするための章です。例えば、次のような機能別に分けられています。
- イントロで使える表現
- 因果・要因を表す表現
- 影響・結果を表す表現
- 重要性を示す表現
- 両面性・ジレンマを表す表現
- 「示す」を表す表現
- 「促進・改善する」を表す表現
- 「ダメージ・阻止」を表す表現
- 対策・打開策に関する表現
合計54ものフレーズが掲載されています。ここに載っているものを全て言えたら、かなり得点が高くなります。
(英検1級に合格した私でも、瞬発的には全てを言うことはできません。今でも練習中です。)
第3章:実践練習
第3章は実践演習です。頻出ジャンル(政治、経済、教育、医療、かがくか、環境、文化・スポーツ・レジャー、家庭・高齢化、メディア)ごとの練習をします。
スピーチの練習→Q&A対策という流れとなっています。さらに、日本人が間違えやすい弱点を用いた添削コーナーもあります。熟読することで、論理力を深めることに繋がります。
付録:フラッシュカード
最後にフラッシュカードが付いています。頻出ジャンルごとのスピーチ、Q&A練習ができるようになっています。いつでもどこでも、さらに、本番直前まで思考力を高められます。
『英検1級面接大特訓』の評価ポイント

『英検1級面接大特訓』の評価できる点は3つあります。
- ①論理力・批判的思考力が伸びる
- ②これ1冊極めれば完璧という完成度
- ③ライティング対策も同時にできる
①論理力・批判的思考力が伸びる
英語力だけでなく、思考力を伸ばすことができます。読んでいるだけでも新しい視点を獲得することができるのが凄いところ。インプットで獲得した知識を自分なりに編集して、アウトプットする練習を積めば、論理的に意見を述べられるようになります。
②これ1冊極めれば完璧という完成度
正直、これ1冊あればスピーキング対策は必要ありません。1冊で300ページ以上のボリュームもありますし、1ページ内の情報量もとてつもなく濃いです。1冊を完璧に極めるには時間が掛かりますが、裏を返せば、これだけで十分と言えます。
③ライティング対策も同時にできる
スピーキング対策をそのままライティング対策としても応用できます。基本的にはスピーキングの本ですが,ライティング用の対策ページも書かれてあります。
スピーキングとライティングは、「アウトプット」という点では同じスキルです。スピーキング対策をしていれば、筆記試験でスピーディーに英作文を終えられるようになりますよ。なお、ライティング対策はこちらの記事をご覧ください:【英検1級】ライティング対策ロードマップ
『英検1級面接大特訓』のデメリット

- ①質が高いので、自信を失ってしまう
- ②知識を深めるためには自分で調べる必要あり
デメリットとしては、完璧な本すぎて、「自分にこんな完璧な英語は話せない」と落ち込んでしまう可能性があります。しかし、あくまでプロによる文章。その技を1つでも多く習得してやる!というメンタルを保つことが大切です。
また、自分の意見を深めるためには「知識」が必要です。その知識は、「自分で調べる」ことでしか獲得できません。本書に掲載されているアイデアはあくまで1例に過ぎません。より自分で使える知識に昇華させるためには、納得するまで自分で調べるスタンスが重要になります。
『英検1級面接大特訓』以外のオススメ教材
英検1級面接対策として、他のおすすめ教材も紹介して終わりにします。実は、特にありません。私自身がこの書籍1冊しか使っていないので、他の本の良さを伝えられないためです。
しかし、1つお伝えするとしたら、YouTubeのこちらの動画です。直前対策で確認がてらよく視聴します。近年は、本と動画のハイブリッドで学ぶのが効率的かもしれませんね。
では、今回は以上です。