【2021年度第3回】英検1級合格に行った勉強法9選(1次試験編)

英検1級

この記事では、次のような悩みに答えます。

  • 英検1級になかなか合格できない、、、合格者はどんな勉強をしているのかを知りたい
  • 英語ができる人が普段どんなことをしているのか知りたい

この記事では、英検1級合格者の勉強法・試験中のテクニック9選を紹介していきます。

特に、周囲に英検1級合格者がいない、英検1級にチャレンジする人もいない、という人は、ぜひこの記事を参考にしていただければ幸いです。

筆者情報

中学・高校の英語教師ですが、英検1級・TOEIC900点オーバー達成しています。毎日、大学入試過去問・センター試験・共通テストなどを解いており、あらゆる英語試験の攻略メソッドを熟知しています。>>多忙な社会人でもTOEIC900点を達成した勉強法【無料公開します!】

先日の2021年度第3回英検1次試験を突破しました。その時の勉強法を公開します。

では、始めます。

①語彙対策は、過去問演習

「語彙問題が難しすぎる」という悩みが一番多いと思います。私の語彙問題対策は、過去問演習です。最低でも10年分以上をしています。ボキャビルに関しては、できるだけ数多く反復するしかありません。ただし、その際に、間違えてしまった問題は×などのマークを残しておき、意識的に覚えるように工夫しています。

また、最近は「出た単1級」を使って勉強しています。英検1級の語彙問題は何度も同じ問題が出題されることがあるんですね。ビッグデータを基に作られたアプリなので、ぜひ活用することをおすすめします。

iPhoneで常に過去問を読む 

いつでも勉強できるように、スマホで過去問を眺める時間を確保しました。例えば、英検1級レベルの英文に慣れ親しむために、時間があるときに過去問を読むようにしていました。英検協会が無料で公開している過去3回分の過去問のことです。>>【公式サイト】英検過去問はこちらから

他にも、英字新聞やYouTubeを使いながら勉強しています。スマホ時代なので、以前と比べて紙ベースで学習することは少なくなりました。

③英字新聞、YouTubeチャンネルの「本物の英語」で学習する 

「普段、どうやって英語を勉強していますか?」と尋ねられることが増えてきましたが、普段は、英字新聞とYouTubeチャンネルを使っていました。先程説明したように、スマホを使って勉強しています。

英検対策に沿ってお伝えすると、リーディングに関しては、NHK World Japan, BBCを使っています。リスニングはYouTubeBBC Learning English, TED Edなどを視聴していました。英語ネイティブが使っている教材やウェブサイトを活用することで、ネイティブ目線で学習したいと考えたからです。英検1級はそれくらい高いレベルだという認識をしています。

さらに、1つ気をつけていたことは、試験時間である100分(リーディング)、30分(リスニング)は必ず継続するようにしたことです。これにより英検1級のタフな時間を乗り切ることができます。

④ライティングは、面接試験の延長

「ライティング対策は何をしていますか?」ということですが、ライティングをスピーキングの延長として学習していました。つまり、スピーキング(面接)練習をしていたので、特別なライティング対策はしていていないということになります。

メリットは2つあります。1つは、ライティングを早く仕上げることができること。スピーキング対策をしていればアイデアを浮かぶまでの処理時間を短縮できます。面接試験では、お題が提示されてスピーチをするまでに、アイデアを考える時間が1分間しかありません。そのスピード感を鍛えておけば、ライティングで焦らずに取り組めます。

もう1つは、アウトプット力を伸ばせば、インプット力も向上するということです。スピーキング・ライティングの力が付けば、リーディング・リスニングの処理が素早く行えるようになります。




⑤「Eigophile」のチャンネルで英作文対策

「それでも英作文対策は何かしていませんか?」と聞かれることがあるので、特別に1つ紹介します。英作文対策として、YouTubeEigophileを頻繁に視聴していました。Eigophileは、帰国子女の一ノ瀬先生が、英検などの検定試験に向けたコツを紹介してくれるチャンネルです。

私が特に頼りにしていたのは、英検1級ライティング対策です。一ノ瀬先生は、英検1級ライティングで満点を取ったことがあり、その時の答案を使いながら様々な技を教えてくれます。さらに、「頻出トピック」「使える表現集」なども発信しています。独学だけでは習得できなかったであろう学びがたくさんありました。

スマホ時代なので、YouTubeの有益なチャンネルで学習するのは必須と言えるかもしれません。こちらにリンクを貼っておきます。

⑥筆記のラスト10分は「リスニング準備」

テスト中のリスニング対策として、筆記試験のラスト10分はリスニング問題の先読みをしていました。リスニング問題の先読みは、リスニングで苦労している人に特にオススメしたい技です。

例えば、「音は理解できるのに、長くてストーリーを忘れてしまう」「ストーリーが頭に入ってこない」といった悩みを解決できます。問題先読みをすることで、音声を聴きながら解答することができます。さらに、選択肢からストーリーを予測できるので、会話の場面などをイメージしやすくなります。

結果的に、①得点率アップする、②音声の内容もイメージしながら理解できる、などのメリットがあります。

リスニング対策をリーディング中に行うのは、意外と知られていないテクニックです。効果抜群ですので、ぜひお試しください。

⑦ストーリーを「イメージ」する

「長文が頭に入ってこない」を解決するために、ストーリーをイメージすることに時間を使っています。結果として、物語を想像することで、明確に理解を深めることに繋がります。

「速く読まなきゃ」と思い、焦って読んだ結果、頭に何も残っていないという経験はありませんか?そのような経験を私は何度もしてきました。どうにかして解決したいと思って考えたことが、「焦らず丁寧に読む」ことでした。

ちゃんとイメージを作れるようになると、自分の答えに自信を持てるようになります。その結果、いつの間にか速読できたり、得点アップできたりします。

⑧試験時間分の勉強時間を確保する

「どれくらい勉強していますか?」という質問をされますが、私なりの答えは、「試験時間分」となります。英検1級であれば、リーディング100分、リスニング30分は毎日勉強するようにしています。英作文に関しては、頭の中に常に問題を入れておきながら考える練習をしています。

「英検1級はタフすぎて、体力が持たない」という悩みを持っていたことがありました。その解決策として、同じくらいタフなことを日常的にやってみようと考えたんですね。例えば、リーディングであれば英字新聞を100分間ぶっ続けで読みます。知らない単語だとしても、予測しながら読み進めます。その結果、2021年度第3回では、体力的に余裕を持ちながら試験を終えられました。

⑨試験対策は特別しない

「試験対策は何かしていますか?」という質問もされますが、これまで記述してきたこと以外は何もしていません。一方で、「教養ある英語ネイティブスピーカーが日常的に取り組んでいることと同じことをやろう」という意識を持つようにはしました。

例えば、隙間時間があれば新聞を読んだり、世界で起きている問題に対して自分なりの意見を持つようにしたりしました。このような意識でいれば、自然と英字新聞を読んだり、ネイティブ英語を聴くようになったりしました。

まとめると、日常に「本物の英語」を取り入れるようにしていたということになります。試験対策は、過去問を隙間時間で眺めるようにして、試験感覚を鈍らせないようにしたのみです。

今回は以上です。数週間後に面接試験があるので、それに向けて現在勉強中です。合格できたら、面接対策も発信していきますね。