【英検2級】リーディング(語彙・長文)対策ロードマップ【ここが英語学習のスタート】
- 英検2級合格したい
- 英検2級のリーディングはどんな問題がでる?
- 対策や勉強のコツはあるのかな?
英検2級受検予定者のこのような悩みに答えます✍️
✔︎記事の信頼性

私の英語学習歴は次の通りです✏️
- 英検1級、TOEIC900オーバー取得済み
- 中学生、高校生の2級受検者を毎年100人以上指導しています
- 英検2級は大学1年生のときに取得しました
- 地方国公立大教育学部英語専修卒業
- 英検2級の指導は任せてください👍
もし信頼できるようなら記事をご覧ください🙇🏻♂️
✔︎記事の内容
- 英検2級試験内容と時間配分【ペース配分を掴みましょう】
- 英検2級リーディング難易度と特徴【敵のレベルを把握しましょう】
- 大問別攻略法【1つ1つ攻略していこう】
- おすすめ教材厳選5選
- まとめ
英検2級は正答率70%であれば合格できます💮実際、高校生であれば、70%を少し越えた正答率で合格することが多いです。もちろん中学生でも合格しますし、学び直しをした大学生や社会人は高得点が狙えます。テスト内容を熟知し、適切な勉強をして、ぜひ2級合格を達成しましょう。では、始めます📝
✔︎英検2級試験内容と時間配分

・試験内容
- 筆記(85分)
- 大問1語彙・文法(20問)
- 大問2長文空所補充(6問)
- 大問3長文内容一致選択(12問)
- 大問4ライティング(1題)
- リスニング(30分)
※この記事では大問1〜3についての記事です。
・時間配分
ライティングで25分は確保したいため、リーディングは60分以内に収めるましょう。大問1の語彙問題を1問1分以下で解いて、長文を40分程度で読み切るのがいいペースだと言えます。「長文5題を40分で解くのはキツくない?」と思うかもしれません。しかし、英検の長文は「1段落につき1問」ですから、読んでみると意外と速く解くことができます。
✔︎英検2級リーディング難易度と特徴

英検2級のレベルは高校卒業レベルです。英検公式HPでは、必要語彙数は約5,100語となっています。また、別の試験を例えると、共通テスト(旧センター試験)レベルです。これまでの指導経験から、共通テストで7割以上取れる人は英検2級も合格できる可能性が高いです。高校3年生は、模試結果でその程度到達しているかも参考にしてみてください。
また、2016年時点で高校生の合格率は次の通りです。
- 一次試験:34.0%
- 二次試験:80.4%
合格者は3人に1人という結果ですから、高校生にとっては難易度は高く感じるかもしれません。ただ、文科省が4技能試験を大学入試に取り入れることを義務化しようとした(無くなりましたが😅)お陰で、高校生の間で「英検2級は合格しておこう」という熱量が上がっているのも確かです。この社会的な流れにも乗って、しっかり対策を立てて勉強しましょう。
✔︎大問別攻略法

・大問1
全部で20問です。内訳はこのようになっています。
- (1)〜(10)単語
- (11)〜(17)熟語
- (18)〜(20)文法
語彙問題ですが、英単語、熟語、文法を幅広く学習しましょう。過去問をやりながら、どの問題が弱いかを把握して、弱点を集中演習していきましょう。
・大問2
長文が2題、空欄補充が6問あります。空欄補充が苦手な人はひじょ〜〜〜うに多いです。私もその1人でした。しかし、空欄補充問題のテクニックは2つあります。それは、「語法」と「文脈」です。
語法は知識なので、ひたすら演習や文章を読んでインプット量を増やすしかありません。ここでは、文脈を深掘りします。「文脈=センス」と考える人が多いですが、違います。では、文脈の内訳は次の通りです。
- 対比
- 抽象⇄具体例
- 言い換え(パラフレーズ)
- 因果関係
主にこの4つの解放を習得すれば、ほぼ全ての問題を解けます。それぞれの具体例はこちらで紹介しているので、もしよければ合わせてご覧ください。☞【大学受験】英語長文の勉強法ロードマップ【解法も紹介します】
※これらの解放を自力で習得するのが難しい人はスタディサプリをご利用ください。肘井学先生による〈読解編〉で全て学習可能です。私自身もこの1年間でスタディサプリを受講し始めて、英検1級合格を達成しました。☞【スタディサプリ】14日間無料お試し期間あり
・大問3
長文3題、問題数は12問です。3AがEメール、3Bと3Cが学術的な説明文です。攻略法はただ1つです。「1段落、1問」の原則です。3Cの最後の問題だけ、全体をまとめる問題であるため例外となりますが、それ以外は1段落ずつ問題を解けます。
油断しないために、1つだけ難しい点も教えておきます。それは、4択の選択肢を照合するのが難しいことです。まず、選択肢それぞれが長いです。ただ、長文が得意な人は、4つの選択肢全てを読んだ上で○×の区別をつけています。長文は読めたけど、問題解けないという人が出てくるかもしれませんが、その場合にも、先に紹介した「文脈テクニック」が使えます。ここでも大活躍しますので、ぜひ身につけてください。
✔︎リーディング(語彙・長文)おすすめ教材5選

リーディング対策は、先に説明した問題の特徴や、解放を意識しながら問題演習するに限ります。ここでは厳選おすすめ教材を紹介します。
①英検2級過去6回全問題集
演習には過去問がベストです。最近の傾向を抑えながら勉強したい人は、過去6回収録しているこちらをお使いください。英検HPに過去3回分の無料公開はされていますが、解説がある書籍の方が勉強効果は高いと判断しました。
②英検2級をひとつひとつわかりやすく。
「ひとつひとつわかりやすく。」シリーズの英検2級版です。この1冊で、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング全てを網羅しています。狙われるポイントがシンプルに抑えられているので、効率的に勉強をしたい人に向いています。
③英検2級語彙・イディオム問題500
語彙問題が苦手という人におすすめです。英検2級受検者は語彙問題を苦手だという人が多いです。500問収録しているため、これを何周も反復すればコンスタントに20点/25点以上は間違いなしです。
④世界一わかりやすい英検2級の英単語
カリスマ英語講師、関正生先生が著者の英検2級単語帳です。英単語1つ1つにわかりやすい解説付きです。難しい単語もすぐに覚えることができます。大学受験用のStock 4500を持っている人はそっちだけでも問題なしです。
⑤英検2級文で覚える単熟語
長文、リスニングをしながら語彙力を上げたい人向けです。私はこのシリーズの1級と準1級を使用しました。1冊で語彙、長文、リスニングを学習できるのはお得です。
✔︎まとめ

以上、英検2級リーディング(語彙・長文)に特化した記事でした。合格に向けて少しでもお役に立てれば幸いです。
実は、英検2級に合格してようやく英語学習初心者を卒業できます。2級は高校卒業レベルですから、言い換えると、英文法に関しては全ての項目を網羅しています。ここまでこれれば、一気に学習教材の幅を広げることができて、より本物に近い教材を使えます。例えば、英字新聞やニュース、ネイティブによる動画などです。次はTOEICで700点以上や英検準1級以上を目指していきましょう🔥
さらに、英検2級合格していると様々なメリットがあります。
- 履歴書に書ける
- 大学受験で英語免除など
- 大学受験で推薦を狙える
- 奨学金を貰える
- 海外留学を考えられる
学校でもキャリアでも役に立つ場面が豊富です。英語は学んでおいて得することばかりなんです😀合格目指して頑張ってください!