【英検1級】リーディング対策ロードマップ

英検1級

この記事では次のような悩みに答えます。

  • 英検1級の長文難し過ぎる…
  • 合格するにはどうすればいいのか…
  • 英検1級に合格したい!

英検1級に挑戦する人が近年増えてきました。一方、いざ、挑戦したものの、その難しさに絶望してしまう人も多いです。特に、リーディング問題が、文章が難しく、単語も難しく、なかなか読めないという声を聞きます。

この記事では、私が合格するまでに使った教材、勉強法を解説していきます。結論から言えば、教材は過去問と英字新聞をメインに多読しました。勉強法は、多読を通してボキャビルをする、問題演習で解法を学ぶことをしました。では、始めていきます。




筆者情報

  • 英検1級取得
  • TOEIC最高スコア945点
  • 中高生に10年以上英語を教えています

記事の内容

  • 英検1級の難しさ
  • 私が合格するまでに使った長文教材
  • 具体的な学習方法
  • TOEIC対策も効果あり
  • まとめ:やはり精読+多読

✔︎英検1級長文の難しさ

Quantity

  • 大問2 長文の語句空欄補充 350語2題
  • 大問3 長文の内容一致選択 500語2題,800語1題

Quality

  • 社会生活全般、芸術、文化、歴史、教育、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治など

試験時間は語彙・長文・英作文で100分です。語彙で15分、英作文で30分と考えれば、残りの55分で長文5題を解かねばなりません。

実際に解いてみると分かりますが、時間制約が厳しいです。また、長文のテーマは、馴染みの薄い海外の話が多いです。そのため、文章をイメージできるまでに時間が掛かります。

そういう意味で、質の高い英文をスピーディーに読む必要があります。対策としては、語彙力と精読力は不可欠です。具体的には、大学受験レベルの英文解釈と、英字新聞レベルの多読が合格のベースになります。

私が合格するまでに使った長文教材5つ

次に、実際に私が活用した教材を1つ1つ紹介していきます。

①英検1級長文読解問題120(実践演習)

大問2,3の長文を120問演習できます。演習量を増やしたい人におすすめの1冊です。使い方は次のようなかんじです。

  • まずは問題演習
  • 選択肢の解法を1つ1つ分析
  • 隙間時間に音読

英検1級長文の難しい点は、選択肢の照合が困難であることです。選択肢が4つありますが、4つ全てが長いです。さらに、引っ掛けもあるので、1つ1つを正確に読解する必要があります。時間制約が厳しいですが、ここでサボってしまうと思わぬ失点に繋がってしまいます。
初見で解く際には、時間がかかってもいいので、丁寧に解きます。復習のときには、選択肢を分析します。
論理解法パターンは決まっていて、主には【対比】【言い換え】【抽象⇄具体】【因果関係】【否定】の5パターンです。そのどれに該当するかを分析します。ここまでやって論理の復習がおわりです。
最後に、音読を反復して、英検1級の文章に慣れるようにしました。音読を通して、ボキャビルもできます。

②過去問できるだけたくさんこなす(実践演習)

英検1級は時間と体力との勝負です。本番で焦らなくてもいいように、一度は、自分の全力のペースを計りましょう。
そうすることで、どこに時間がかかりすぎているのか、効率的に解く方法はないのか、などを考えるきっかけになり、工夫して時間効率を上げられます。
英検1級対策には、英検の問題をたくさん量をこなすことが一番です。また、準1級を解いたり、TOEICにチャレンジしてみるのも、気分転換になります。

③英字新聞(MAINOCHI WEEKLY)(多読教材)

英語を生活の一部にすべく、定期購読している英字新聞を何度も読みました。具体的には、毎日ウィークリーを購読しており、週1の配達なのですが、1部につき、最低でも3回は読むようにしました。(残念ながら、現在、毎日ウィークリーは廃刊となりました。)
加えて、BBC, CNN, WorldJapanなどのアプリを使って英文を読みました。スマホ時代なので、アプリを活用した方が、現代向きの勉強法かもしれません。

④出る順で最短合格!英検1級単熟語EX

英単語・英熟語の反復演習に向いている教材です。実際の勉強法は次の通りです。

  • 見出しの英語を発音
  • 知らない単語にチェックをつける
  • 例文を脳内日本語訳
  • 例文を音読

このような感じで地頭を鍛えるために、ひたすら地味トレーニングを反復しました。最終的には、語彙力の有無に読解力は左右されます。運動で言う基礎トレーニングなので、毎日コツコツ継続することが大切です。

⑤英文標準問題精講(精読教材)

英文解釈トレーニングとして活用した1冊です。「問題精講シリーズ」の一番難しい本です。
「この本を熟読すればどんな文章でも読解できる」という気持ちで何度も読みました。正直、ここまでやる必要はありませんが、英検1級合格には、『基礎英文問題精講』や『ポレポレ』レベルまでは必要です。

英検解釈をこれまでやったことがなくて、勉強法や教材が分からない人は、「スタディサプリ大学受験講座」がおすすめです。無料体験14日間があり、その期間だけで、英文解釈の基礎をマスターすることができます。興味があれば、こちらをご覧ください。
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✔︎具体的な学習方法

以上、使った教材を紹介しました。具体的な勉強方法は、教材を紹介する際にも触れて来たので、こちらでは簡潔にまとめさせていただきます。

  • 英字新聞で多読
  • 問題演習で解法を習得
  • 英文解釈力を伸ばす

✔︎TOEIC受験も効果的

速読力向上のために、TOEIC受験を積極的にしました。年間で4回は受験しました。英検1級に合格する前は860点でしたが、英検対策と並行しながら、900点→915点→945点とスコアアップできました。

その際に活用した教材が「スタディサプリTOEIC講座」です。講師は、神授業で有名な関正生先生(もちろんTOEIC満点)です。関正生先生の授業は、もちろんTOEIC対策受験ですが、英語全般に通じる知識を得ることができます。また、TOEICの解法をそのまま英検でも使うことができました。

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✔︎まとめ:やはり精読+多読

以上、英検1級の長文対策についてお話ししました。

簡単にまとめると、英検1級の長文対策は多読と精読を忠実にコツコツ積み重ねることで合格点を取れます。

加えて、TOEIC受験やスタディサプリなどを活用して、速読・解法などを短期間で身につけることをやってみてください。