【青山学院大学(全学部)】英語対策&合格への参考書ルート【速読+使える文法力】

GMARCH対策

この記事は、青山学院大学(全学部)英語対策を解説していきます。

結論から伝えると、【速読・構文知識・推測力】が合格には必要です。高校レベルの基礎知識を「知っている」だけでなく、知識を「使える」レベルまで引き上げましょう。英検2級程度の知識で十分ですが、問題を解くために使えるようになっていなければなりません。

さらに、合格するためには得点率が80%必要です。高得点争いになりますが、そこまで想定して勉強していきましょう。

では、詳しく解説していきます。

筆者情報

記事の内容

  • 合格最低点は?【80%以上】
  • 青山学院大学英語【概要と対策】
  • 合格への参考書ルート
  • まとめ:速読+使える文法力




✔︎合格最低点は?【80%以上】

序盤にお伝えしましたが、目標となる得点率は80%です。全学部統一テストだけでなく、学部別テストでも同様の得点率です。「英語の青学」と言われるくらい、英語を得意な学生が集まります。

また、青学には、早慶レベル、難関国公立からの併願者が多いです。それも合格最低点を引き上げている理由です。なので、青学対策として、青学だけでなく、早稲田・慶應の過去問にも取り組んでいると、青学の問題は非常に楽に感じられます。

(私の教え子のほとんども、早慶+MARCH、難関大学+MARCHで合格したケースが多いです。あまり、MARCH単独は見ないです。)

✔︎青山学院大学英語【概要と対策】

青山学院大学(全学部)英語の概要です。

  • 試験時間:80分
  • 大問4つ
  • 大問1・2:長文読解(10問ずつ)
  • 大問3:整序問題(10問)
  • 大問4:空所補充&会話文(5問ずつ)
  • 合計40問

大問1の長文読解は内容理解問題です。約1000語レベルなので、文章は長く感じられます。しかし、問題を順番に解いていくことができるので、全体的には簡単な問題です。

設問の選択肢は、英文が短く、正解不正解が分かりやすいです。引っ掛けがほとんどないのでサクサク解けます。しかし、それゆえに英語を得意とする受験生は確実に加点します。正直、大問1は満点を狙う覚悟で取り組みましょう。

大問2は、長文中の空所補充です。意味、文法のどちらからもアプローチする問題です。(意味から考える問題の方が多いかも)

この大問2でバラつき始めます。というのも、年によって問題に難易度が変わります。例えば、2020年度は早慶レベルに難化しました。2019年度は逆にとても簡単でした。難易度にバラつきがあるし、そもそも空所補充を苦手とする受験生は多い。選択肢も似ているものがあるので、難しい年であれば、2択までは絞る努力をしましょう。

大問3は、標準的なレベルの整序問題です。10問中9問以上を狙いに行きましょう。中学レベルから高校レベルまで満遍なく出題されます。

簡単ではありませんが、早慶レベルだったり、結果的に青学に合格できる人は8割以上は平気で獲れるだろうと思います。対策として、Nextage, Powerstage, Vintageなどの問題集を早め早めから取り組みましょう。「いかに大量に問題演習をやってきたか」を試されています。

最後の大問4です。まず、空所補充の文法問題はサクサク解いていきましょう。大問3を解く力があれば、どうってことないはずです。5問満点を狙っていくこと。

次のイディオム推測問題は差が出るところです。会話文を理解できていれば難しい問題ではありませんが、選択肢で迷ってしまう人は出てきます。「2択までは絞れるけど答えの自信がない、、、」という問題が数問あります。残念ながら、この問題専用の問題集はありませんので、日頃から難しい文章を読み、ストーリーを推測する癖をつけましょう。その延長線上だと考えてください。

対策をまとめるとこんな感じです。

  • 大問1:文章は長いが、順番に問題を解ける。満点を狙おう。
  • 大問2:年によって難易度にバラつきあり。簡単な問題を落とさないように注意すること。
  • 大問3:レベルは標準的。満点を狙うつもりで、最低でも8問取ること。
  • 大問4:文法問題は満点狙い。イディオム推測問題は差が出るが、3問/5問以上取りたい。

✔︎合格への参考書ルート【無料あり】

では、青山学院大学(全学部)英語で合格点を取るための参考書を紹介していきます。映像授業、英単語、英文解釈、長文読解に分けて紹介していきます。文法は、チラッと説明しましたが、学校で配布されるような文法問題集をやり込もう。(正直、何でもいいです。量が全て。)

映像授業:スタディサプリ【無料あり】

授業動画配信サービスを提供しているスタディサプリで青山学院大学対策をすることができます。青山学院大学用の授業の1つはこちらの講座です。

授業内容としては、「読み方」「解き方」の両方を知ることができます。「読み方」であれば、因果関係・対比・抽象⇄具体の発見方法など、ほとんど学校の授業では聞いたことがない読解テクニックを学べます。「解き方」は、「言い換え」「内容一致」などの個別の設問に応じた解法を学べます。

14日間無料体験がありますので、ひとまず無料期間に授業をひと通り視聴するのがオススメ。電子テキストを見ながら、授業を聴けるので、問題にサッと目を通してから授業を受けるだけでも学力アップします。

「予備校の授業がどんな感じか気になる」「受験のプロの視点を知りたい」という人は、すぐに行動しよう。受験テクニックを習得するのは早ければ早いほどよい。



参照:スタディサプリの無料体験はこちらから!

英単語:Stock4500

この単語帳1冊で、難関私立(早慶レベル)・国公立2次試験に対応できます。スタディサプリ講師である関正生先生が著者です。

「単語帳なんてどれも同じでしょ?」と思う人もいるでしょうが、これは違います。従来の単語帳と一線を画す点は、「記憶ブースター」です。これは、単語1つ1つに覚えやすいコメントが記載されていて、単純な丸暗記をさせない工夫があります。関先生のモットーでもある「脱丸暗記」を体現した1冊です。

正直、英語教師の私が読んでも知的好奇心を刺激されるし、何より暗記することが楽しくなります。大学受験を考えても、これ一冊で単語帳は十分です。

英文解釈:読解のための英文法

青山学院大学は複雑な構文が無いので、英文解釈は基礎・標準レベルまでやっておけば大丈夫。この「読解のための英文法」で、英文解釈の基礎から難関大学対策まで対応できます。

コンテンツとしては、中学レベルの語彙を使いつつ、構文は複雑になっており、東大・京大の練習問題が使われていて、とてもいい勉強になりました。英文法だけでなく、英文解釈もこれ一冊で充分。著者はスタディサプリ講師の肘井先生なので、スタディサプリ受講生は、肘井先生や関先生の英文解釈講座と並行するとより英語力を伸ばせます。
>>スタディサプリの無料体験はこちらから

長文読解:Solution 2, ポラリス長文読解2

長文読解は「抽象度の高い文章の攻略法」、「論理展開の基礎」を学べる1冊を選びました。こちらの2冊は、文章の読み方・解き方の両方にアプローチしています。

従来の長文問題集は、解き方のみが多いですが、こちらの2冊は読み方まで踏み込んでいます。それゆえに、初見の文章を読んだときにも、全ての英文に共通した読み方を学んでいるため、焦らずに読解できるようになります。

青学英語では、抽象度の高い文章は出題されませんが、長文の土台形成という意味で、この2冊をおすすめします。今後、たくさん問題演習することを想像すると、これらを読破したあとに過去問演習をした方が、圧倒的に成長できるようになります。

✔︎まとめ:速読+使える文法力

以上、青山学院大学(全学部)英語対策を解説しました。まとめると、速読+使える文法力が合格の鍵を握っています。定義すると次の通り。

  • 速読:英検2級の単語力、基礎的な英文解釈力
  • 使える文法力:文法問題集を何周もする。参考書に載っている文法、構文は貪欲に吸収する
  • メンタル:早慶、難関国公立の併願校なので、合格者のレベルは高い

高得点争いになりますが、青学対策で確実に英語力は伸びます。また、合格できれば、楽しいキャンパスライフ間違いなしなので、ぜひ頑張ってください。

本記事で紹介した教材リスト

  • 授業動画:スタディサプリ
  • 英単語:Stock4500
  • 英文解釈:読解のための英文法
  • 長文:Solution2, ポラリス長文2